通りにイルミネーションが灯り、広場にはツリーが飾られ、クリスマスマーケットに集まる人々。
教会にはベレンというキリスト降誕を再現した人形が飾られ、
この時期のスペインでは、日本とは少し違ったクリスマスの光景が味わえます。
そして、コルドバではそれに加えて、
クリスマスバージョンに飾られたパティオを自由に見学できる「冬のパティオ祭り」があり、
今年は12月18日から1月4日( *スペインのクリスマスは1月6日まで続いています)まで8つのルート、45のパティオが公開されました。
コルドバ クリスマスパティオ祭りって?
街中がお花で溢れるパティオで世界的に有名なコルドバ。
ユネスコ世界無形文化遺産にも登録されている、
中庭の美しさを競う『パティオ祭り』 は5月に開催されますが、
クリスマスのパティオは、また違った表情が楽しめます。
この時期にしか見られないパティオの光景
5月のような青い空に眩しい光、白い壁に咲き乱れる花々の華やかさはありませんが、
夜空に星が浮かび透き通った空気の中、
ライトアップされ凛とした姿を見せてくれる冬のお花たち。
もちろん、お花の種類も冬のお花に変わるので、
春とは異なり、クリスマスらしいポインセチアやシクラメンもところどころに。
そして、お花の中にベレンも飾られているところが多くあります。
また18:00~22:00という夜のみの公開なので、
ライトアップされたパティオが楽しめます。
8ルート 45パティオが公開
今年は8ルート(7ルート+週末ルート)、45のパティオが公開されましたが、
期間中、全てのパティオが公開されている5月のパティオ祭りと異なるのは、
日ごとに見学できるパティオが変わること。
「この日は、このルートのこのパティオが公開」と決められていて、
週末は毎週末、同じルートになっています。
ちなみにこちらが今年のルート。
地図と一緒になった無料パンフレットがツーリストオフィスなどで配布されているので、
とても分かりやすいです。
音楽を楽しみながら、スペインのクリスマスならではのお菓子やワインも
そして、
パティではお花やデコレーションを見て回るだけではなく、
スペイン語でvillancicoと言われるクリスマスソングやフラメンコなどの音楽の演奏もあり、
賑やかな雰囲気。
また各パティオでは、
お酒やクリスマスのスイーツのおもてなしもあり、
スペインの典型的なクリスマスを楽しむことができます。
ぐっと気温が下がり静まり返った街の中、温かい光に照らされたパティオは、
5月のそれとはまた違う、優しく落ち着いた大人の表情をみせてくれて幻想的。
春もそうですが、クリスマスのパティオも本当におすすめ✿
もちろん春同様、
各パティオによってデコレーションにこだわりも見られ、何軒観ても楽しいです。
来年のスケジュールは未定で、毎年結構ギリギリに発表されます。
日程が近づいてきたらご確認の上、
しっかり防寒対策をしてお出かけくださいね♪
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