お土産選びにも!スペインのスーパーで買い物するときの注意点

スペイン

知らない国のスーパーへ行くのって、
楽しくないですか?

その国の文化がギューッと詰まっている感じがして、
私は大好き。

またエコバッグ好きな私は、
スーパーのバッグのデザインが好みだったりすると嬉しくなります^^

ただ、ちょっとしたシステムが違うので、
「これ、どうやって買うの?」
「これ、どこで払うの?」
と戸惑うこともあります。

今回はスペインのスーパーと、
買い物のとき気を付ける点を紹介します♪

スペインの代表的なスーパー

スペインでスーパーといえば、そう『Mercadona(メルカドーナ)』!

数あるスーパーの中で、
やはり一番有名&人気なのは間違いないでしょう。

他に『Dia』や『Hipercor 』『Eroski 』、
そしてフランスの『Carrefour』、ドイツの『Lidl』や『Aldi 』等々があります。

たぶんこれらはスペイン全国展開だと思うのですが、
その他に地元に根付いたスーパーも地方ごとにいくつかあり、
他の県に行くと、初めて見るスーパーがあり、
「おーー、なにこれー?初めてー」とテンションが上がることがあります。

私は今までに、マドリード、バルセロナ、サラマンカ、マラガ、コルドバに住んでいるので、
引っ越すたびに「はじめまして!」のスーパーに会ってきました。

コルドバの地元スーパー

ここコルドバにも、やはり地元スーパーがあり、
10年以上スペインにいたのに、最初は存在すら知りませんでした。

その一つが『Piedra(ピエドラ)』。
コルドバ中、あちこちにあって地元では超有名。

piedra=石、なので、
スーパーの名前に「石」とつけるなんて、センスのない名前と思ってたら、名字らしい *_*
それはそれは、失礼しました。

emi
emi

それにしても、私の名字が「石」でも、自分のスーパーに「石」という名前は付けないなあ…。
そういえば、スーパーに限らず、スペインでは名字を店名にしているところ多いですね。

そして『Deza』。

こちらも、50年以上続いているファミリー経営。
商品の30%以上が、アンダルシア産というのを売りの一つにしています。

Piedraもそうですが、特徴として、
地元「コルドバ産」や「アンダルシア産」と書かれた商品が並んでいます。
地元密着型スーパーですからね。



スペインのスーパー お買い物のシステム

さて、そんなスペインのスーパーですが、
始めて買い物に行くと、ちょっと戸惑うこともあるかもしれません。

買い物袋や大きなバッグは入り口で預ける

まず、気をつけないといけないことは、
基本的に小さなバッグ以外は持って入れません。(万引き防止のため)

きちんと大きさが決まっているわけでもなく、
人によっては見逃してくれる時がありますが、
通常は、入り口にあるロッカーに預けなければなりません。

写真の上の方に番号が書いてあるところがロッカー。
スーパーにもよりますが、閉めるときにコイン(50センティモか1ユーロ)を入れて、
帰りに開けるときに戻ってくるというところが多いです。

私は面倒くさいとき、顔見知りなので、時々ヨガバッグなどを持ったまま入るのですが、
時々、知らない人がいて怒られます *_*

ちなみに、ロッカーの下にチェーンでつないであるバッグたち。
これは、地元では一家に一台?は必ずあるという、お買い物バッグ。

スーツケースのようにキャスターがついていて、
重いものを入れてころころ転がせます。

スペインに来た当時は、
全然お洒落じゃないし、何故みんな持ってるの?と思いましたが、
機能的なバッグだったんですね。
スペイン人の特にご婦人の生活必需品です。

そして、もちろん店内に持って入れないので、
入り口にチェーンがあり、そこにつないで置いておきます。

*コロナ以降、以前は預けていた大きさのバッグでも預けず持って入れるスーパーもあります。(2022.5現在)

買い物かご・カートを取る

続いて、買い物かご&カートがあるので、それを取ります。

スペインのカートは、大きくて重い。
若干動かしにくいです。

上の写真は新しく、プラスチック製なのでそこまで重くないですが、
古いお店ではステンレス製で重く、キャスターもスムーズに動いてくれない。
日本に帰ると、軽くてコンパクトでなんてスムーズに動くの!と、
感動します。

そして中に食べ物ではなく、
普通に子どもが乗っているときも、よくあります *_*

普通のかごは手にもてますが、キャスターもついているので、
転がすことも可能。
これは機能的ですね。

もちろん、必要がなければ、かごを取らずに入っても問題はありません。

パックになってるペットボトル等は一つずつ買える

あとは普通に買い物するだけですが、

日本と違う点は、
写真の左上のように、パックになって並べてあるペットボトル(紫のラベル)があります。

これは、何本かをまとめてあるビニールを破ってバラバラにし、
そこから、欲しい数だけ買うことができます。

みんな、そうやって買っているので、
通常はバラバラになったものが何本かありますが、
たまに、ない時もあります。

そんなときは、遠慮せずに、
ビニールを破っちゃってください。
(もし「6本売りしかしていません!」みたいな注意書きがある場合はバラせません)



野菜・果物が量り売りのスーパーが多い

そして、注意しなければならないのが、
野菜・果物は殆どが量り売りです。

近くにビニールの手袋と袋があるので、
手袋をしてビニール袋に欲しいだけ入れます。
それぞれの野菜・果物に番号がついているので、
この時に見ておいてください。

そして、それを近くにある計量器に乗せ、
商品の番号と同じ番号を押しすと、商品名とグラム、値段が書いたシールが出てくるので、
それをビニール袋に貼ります。

と、これがスタンダードですが、
スーパーによってシステムが微妙に違います。

『メルカドーナ』は去年からこの方法が廃止され、
そのまま袋に入れて持って行くと、
会計の時にレジで量ってくれます。

そしてピエドラは、
その辺りにいる店員さんに声を掛けて量ってもらいます。

分からなければ、買っている人を見て、
同じようにすれば大丈夫だと思います。

*ごまかす人が多いので、会計時にレジ係の人に量ってもらうシステムに変更するスーパーが増えてきました。(2022.5現在)

レジにかごを乗せない

そして最後、
支払うときですが、レジの前に動くベルトがあるので、
その上に商品を一つずつ乗せていきます。

日本のようにかごごとの方が、
ずっと機能的だと思うのですが、かごは乗せられません。

そして、焦るのが袋に入れるとき。
日本のほとんどのスーパーのように、ゆっくり自分の袋に入れるためのスペースもなく、
レジを通した後、レジの向こう側の小さなスペースに置いていかれるので、
それをその場で自分の袋、またはビニール袋に入れていきます。

ちなみに、スーパーのビニール袋は有料です。

お釣りをきっちりくれない時がある

支払いは現金かカードで可能ですが、
現金で払った場合、たまにお釣りをきっちり、くれない時があります。

例えば2.99ユーロの商品に3ユーロを払ったとき、
1センティモが返ってこず、その説明もなく、
何事もなかったようにスルーされることがあります。

お釣りを待っていると、
???な顔で見られます。

2センティモや3センティモの場合は、
「ごめんなさーい。細かいのがないのよ」と言って、
くれない時もありますが。

逆に2.52ユーロのものを買ったとき、
2センティモが無くて、財布をごそごそしていたら、
「いらないわよ~。No pasa nada(問題ないわ~)」と言って、
2.50ユーロにまけてくれる時も多々あります。

日本だったら、
後でレジのお金が合わなくて問題になりそうですけどね *_*

ただ、本当に間違われることもあるので、
その時はきっちり言わないといけません。

1.2センティモの場合はいいとしても、
それ以上になると、買ったものの金額にもよりますが、
間違っていると主張してください。



【重要】レシートをもらうのを忘れないように

そして、とても重要なのは、
必ずレシートをもらうこと。

スペインでは、レシートがとても大切なので、
レジ係の人も渡してくれると思いますが、
もし忘れられていたら、言ってもらってください。

そしてその場で、間違いがないかチェックしてください。

以前も書きましたが、
スペインのショップではレシートがなければ何もできません。
明らかに不良品であっても、そこで買ったとわかっていても、
レシートで証明できなければ、返品や交換もできないので注意してください。

オランダでは、
スーパーのレジでいつも「レシートはいりますか?」と聞かれ、
スペインでの習慣で「もちろん!」と頭で思いながら「はい」と答えるのですが、
オランダ人に言わせると、紙がもったいないし捨てるだけだから邪魔になるだけだ、とのこと。
よって、もらわない人がほとんど。

国によって色々ですね。
でも、スペインでは必ず、もらうようにしてくださいね!

何も買わずに出るときは専用出口から

さて、買い物しようと思ってスーパーに入っても、
結局、何も買わずに出てくることもありますよね。

日本のスーパーだと、
どこから出たらいいのか迷うことはありませんが、
スペインのスーパーは出入り口にドーンとレジが連なっているので、
どこから出たらいいのかわからない時があります。

そんな時、
『Salida sin compras』と書いてあるところを見つけてください。
salidaは出口、sin comprasは買わないで…、という意味。
広いスーパーだと、端のほうまで行かないといけないかもしれませんが、
必ず出口はありますので!

以上が、スペインのスーパーで、お買い物のとき注意することでした。
スーパーによって微妙に異なりますが、
だいたいのシステムがわかっていれば、安心感を持ってお買い物ができると思います♪

 

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