私がラテンアメリカに移住するまで5「ドミニカ野球の聖地・キスケージャスタジアム(1)」

スペイン移住

*最近よくご質問をいただく、スペイン・ラテンアメリカに住むことになったきっかけ&体験談です。
以前、別の場所に投稿した記事をできるだけそのまま転載しています。

スタジアムに向かう車の中、

私は期待と緊張と時差ぼけ?で、本当に胸がいっぱいで、
その時の記憶が飛んでしまっている。

唯一、
「スペインのフリオ・イグレシアスがプライベートでサントドミンゴに来ているんだよ。
彼はこっちに別荘を持っているからねー」
と、得意気に話すタクシードライバーの言葉を覚えているぐらいだ。

ドミニカ共和国野球ウインターリーグ

大リーグがシーズンオフになる冬の間、
ドミニカ共和国ではウインターリーグがおこなわれている。
地元の選手に、里帰りしているメジャーリーガーが加わったこの国内リーグは、
野球が盛んなこの国の一大イベント。

1951年に創設。
現在は6チームで戦われ、
優勝チームは、プエルトリコ、ベネズエラ、メキシコの間でおこなわれるカリビアンシリーズに進出する。
もちろん全試合TV生中継、そして新聞はトップ扱いである。

ひとり想像を膨らませ、何度も夢に見たスタジアム。
メジャーで活躍している選手の誰もが、このグラウンドの土を踏んでいる、

ドミニカ野球の聖地 -。

あと数分で、
本当に、あと数分で、
私の目の前に現れるであろう、

“サントドミンゴ・キスケージャスタジアム”を思い、
ゆっくり、深呼吸を繰り返した。



ドミニカ野球の聖地・キスケージャスタジアム

目の前に現れたのは、
椰子の木がそびえ立つ、コーラルピンクの外観。
憧れのキスケージャスタジアムは、
そんな南国の香りと共に、やさしく私を迎えてくれた。

スタジアムの外では、
少年が、各チームのキャップを地面に並べて売っていた。
これはオフィシャルなのかなぁ?
帽子は欲しいけど、とりあえずここで買うのはやめとこ。
「買ってよー」と訴えてるような、まんまるの瞳が痛かったけれど、
「ごめんねー」と心の中でつぶやき、入口へと向かう。

関係者入口には、銃を持った怖そうなお兄さんがふたり。
あっ、目が合った!やばい!!(って別に悪いことしてないんだけど、、、)
と思った瞬間、こっちに向かってウィンクが飛んできた。
有り得ないー。さすがにここはラテンアメリカだ。
当然、それまでに日本で訪れた何十というスタジアムで、
ガードマンさんのウィンクなんて見たことがなかった。

キスケージャスタジアムの記者席から

球団の方に案内していただき、記者席へと上がる。
そこからグラウンドを見渡すと、
いろんな色の、何ともまとまりのない服装をした選手たちが、
思い思いに練習をしていた。

バッティングケージの後ろには子供が?
ビーチに行くような短パン姿でキャッチボールしているひとが?
スタンドにいるお兄さんと長話しているひとが?

誰が選手なのか、誰が記者さんなのか、誰がファンなのか、、、
日本やUSの球場では一目でわかるようなことが、さっぱりわからない不思議な空間。

スタジアムの外は、開門を待ち望むファンの人たちで、あんなに溢れていたのに、
中に入ると、こんなにのんびり時間が流れている。

緊張感が全く伝わってこない。
本当に、この後、
現役メジャーリーガーたちも一緒にプレーする真剣勝負が始まるのだろうか。

実際グラウンドには、
どんな空気が流れているのだろう。
期待を膨らませ、高い高い記者席からグラウンドへと下りて行った。

(続く)



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