スペインでコロナワクチン接種、そして外国に住むということ

スペイン移住・生活

日本でもワクチン接種が徐々に進んできているようですが、いろいろな情報、意見がありますよね。

スペインでは、日本より少し早く接種が始まったので、医療従事者などではない私のところにも順番が回ってきました。

迷った後、接種を決めたのですが、そのときに経験者の方々の動画や記事などを参考にさせていただいたので、一般市民の一経験談ですが、今後接種を考えている皆さんに、何かお役に立てればと思い動画&ブログに記そうと思いました。

スペイン各州・町・村によって異なるシステム

日本も多少そうかと思いますが、スペインでは住んでいる地方、町などによってシステムが大きく異なります。

今回のワクチン接種だけに限らず、ビザや滞在許可の申請などでも「州により」「町により」「人により」対応が大きく違い、驚かされることが多いスペイン。

今回も、私が経験したことは、スペイン全国に当てはまるということではありませんのでご了承ください。

接種までの流れ

携帯にアポの電話が!?

まず予約なのですが、突然携帯に知らない番号から電話がかかってきました。

普段は知らない番号からだと出ないのですが、その時期、病院で定期健診などをしていたので出ることにしました。

すると

「来週の〇曜日の〇時に○○でワクチン接種がありますが、来れますか?」

とのこと。

まず、携帯にかかってきたということにビックリ。
そのときに検査をしていた病院からではなく、市役所の保険課?の人からのようでした。

個人情報を聞かれたり、お金を払わなければならなかったり…ということがなかったので、変な詐欺ではないとわかったのですが、それでも「本当にワクチンの電話なの?」と思ったことは確か。

日本なら
「検討して折り返し連絡します」と言って、調べて返事していたと思いますが、
こちらでは「一度ワクチンを断ると、その後なかなか順番が回ってこない」という噂があったので、半信半疑でしたが「はい。行きます」と答えました。

必要書類などについても何も言われなかったので、こちらから「何が必要ですか?」ときくと、身分証明書と保険証だとのことでした。

接種所要時間は1分半!?

そして当日。
指定された公民館に行くと、接種会場になっていました。

外に行列はなし。
付き添いで来ている人たちが数人いました。

入口では「ワクチン接種に来られたんですね?」という確認があり、消毒液で手を消毒。
そして受付で名前を聞かれました。
下の名前だけ言うと、リストをチェック。

「今までにコロナに感染したことがありますか?」
「アレルギーがありますか?」
の2点を質問されて、

なんと「どうぞ、中に入って!」とのこと。
身分証明書と保健証を手に持っていたのですが、確認はありませんでした(?_?)

ちょっと戸惑いながら「どこへ行けばいいんですか?」ときくと、
「そこですよ!」と指さされたのは、2,3m先の通路。

映画館みたいなつくりになっている場所だったので、ちょうど座席を案内してくださる係員の方…みたいな女性が立っていました。
そちらも行列はなし。

あー、あそこで、説明を受けて接種場所に行くんだ…と思って近づくと、

なんと

「Hola!」と挨拶するかしないかのうちに、接種が終わりました (>_<)
通路で、立ったままで、どちらの腕に接種するかも質問されず…。

本当に一瞬のことで、痛いんじゃないか?など考える暇もないほどで、直前に変に心配しなくてよかったのは良かったですが…(苦笑)

気になる副反応

そして心配な副反応ですが、これは年齢や性別、体調など、人によってかなり差があるみたいので、一概にどうとは言えないですよね、

ただ、多くのページでも言われている様に、私も1回目より2回目の方が少し強い反応がでました。

1回目の副反応

1回目は接種後、5,6時間後から腕が痛くなり始めました。

接種したのが18時30分ごろだったので、寝ている間に熱が出た場合に備えて、枕元にパラセタモール(アセトアミノフェン)とお水、体温計を置いて寝たのですが大丈夫でした。
ただ翌日、さらに腕の痛みが強くなり、上げられなくなりました。

家事などで高いところのものを取ったり、重いものを動かしたりしなければならない時は、接種前に済ませておくことをおすすめします。
運転や洗髪も、できれば、しなくても大丈夫なスケジュールにしておくほうがいいと思います。

2回目の副反応

2回目は、接種後2,3時間後からすでに腕が痛くなり始め、次の日には37度まで熱が上がりました。
平熱が35度台の私にとっては、結構身体もだるく、パラセタモール(アセトアミノフェン)を飲みました。

そして1時間ほどお昼寝をしたのですが、目覚めると熱も下がって、嘘のように腕の痛みも消えていました。

普段からあまり薬を飲まない私ですが、飲んでよかったなと思っています。



接種にあたって心配だったこと

ひとつ接種にあたって心配だったことがあったのですが、数日前にMRI検査をしていて、その結果がまだ知らされていませんでした。

診察の予約が約1か月後まで取れなかったので、結果だけでも事前に知らせてもらおうと試みたのですが、できませんでした。

結果的に異状なしだったので問題はなかったのですが、1か月後の診察時にお医者さんにきくと、受付の人からお医者さんに伝わっていなかったようです。

結果が出ていなかったので、万が一のことを考えてとりあえず接種を見合そうかなとも思ったのですが、一度断ると次回いつ順番が回ってくるかわからない…という噂もあったので、接種することに決めましたが、不安がなかったかというと嘘になります。



海外に住むということ

動画の中でも話しているのですが、海外に住むということは、そういうことにも納得しないといけないということだと改めて思いました。

まさか世界中がコロナという問題に直面するとは誰も予想していなかったとは思いますが、外国に住むということは、住まわせていただいているということでもあって、その国の文化、習慣、システムを受け入れなければなりません。

ワクチンの接種自体に対しての意見はおいておいて、自分の国以外で、無料でこうして接種させていただいたということをに対して感謝の気持ちを忘れてはならないと思いました。

日本も今後、接種が進んでくると思いますが、各自で判断して決めなければならないと思います。
私の体験談が、少しでも参考になりますように。

動画でも詳細を話しています↓

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