スペインと日本の違い5「個人のクリニックで診察」

スペイン移住

前回は「医療システム」について書きましたが、
今日のテーマは「個人のクリニックで診察」の際に戸惑ったこと。

日本とは異なるスペインのクリニック

今までのスペイン生活の中で、
胃腸科、アレルギー科、皮膚科、耳鼻科、婦人科、歯科で診察を受けました。

総合病院での診察は、日本とあまり大差はないのですが、
個人のクリニックは「えっ?ここお医者さんなの?」という驚きが結構あります。

普通のマンションの一室がクリニックに

まず、多くのクリニックは、
普通の住居用マンションの一室にあります。

日本も、テナントが入ったビルの一室というところがありますが、
看板などが出ていて、わかりやすいですよね。
スペインではそれもないところがほとんど。

住居用マンションの入り口に、
『○○科 Dr.○○○○(医師の名前)』というふうに、地味に文字だけで記してあるので、
住所を目指していくと、ビルの入り口で、ここなんだ…とわかります。

前回の記事で書いたように、日本のように歩いていて、
「こんなところに、クリニックがある。今度、来てみよう」
ということにならないので、看板を掲げる必要性もないのかもしれませんが。

中に入ると、やはり住居用マンション

そして、エレベーターで上がり、クリニックのドアの前に到着。
やはり大きな看板はなし。
ドアも住居用なので、普通の木製などの重いドア。
ガラスじゃないので、中の様子は全く見えません。

ちょっとどきどきしながら、ベルを押しドアを開けます。

受付は奥さんの場合が多い

すると、小さな受付が。
ここでよかったんだと一安心です。

個人のクリニックの場合、
お医者さんが男性なら、その奥さんが受付をしているところが結構あります。

そして、結構派手だったりします。
お化粧ばっちり、お手入れされた長い爪、派手な洋服の上にガウンのように白衣を羽織っている、
という感じ。

そして、声が大きい。
電話での問い合わせや、顔見知りの患者さんと、笑いながらぺちゃくちゃ喋ってる。
まるで美容院。
病院に来ていることを忘れそうな環境です。

内装もクリニック用に改装していないところも多く、
普通の3Kぐらいのマンションの、一室に受付&待合室、もう一つの部屋に診察室、そしてその続きの部屋に診察用のベッドが置いてある…という感じ。

白が基調で、すりガラスがあり、アルコールの匂いがして…
というクリニックのイメージとは全く異なり、
個人宅を訪問しているような気になります。

握手して「元気ですか?」から始まる診察

そして、順番を待って名前を呼ばれます。

診察室に入って、お医者さんと対面なのですが、
ここでもびっくり。

まず、お医者さんが立ち上がり、握手で迎えてくれます。

emi
emi

えっ、握手!?

そして「お元気ですか?」と言われる。
まー、これはいわゆる英語の「How are you?」みたいな、
本当に元気かどうか聞きたいんじゃなくて挨拶をしているだけなんでしょうが、

お医者さんに行って「元気ですか?」と聞かれると、
どう答えればいいの?ですよねー。

emi
emi

元気じゃないから来てるんですけどね… *_*



やたら物が多い診察室

そして、その診察室。
やたら物が多い。

私が今まで行ったクリニックは、たまたま年配のお医者さんが多かったからなのか、
本当に趣味の部屋か?っていうようなクリニックもありました。

まず、必ず壁に掲げてあるのが、
大学の医学部を卒業した時の「卒業証書」と学部全員の顔写真が入った、○○大学医学部○○年と書かれたもの。
これらと、その他の証書を、きらきら豪華(そう)な額縁に入れて飾ってあります。

そして、本棚にはたくさんの医学書や置物。
クリニックというよりは、書斎か弁護士事務所といったイメージ。

その書斎?で問診が行われ、診察する必要があれば、隣のベッドの部屋に行く…
という流れです。

そして、大体の場合は、
簡単な薬を処方されて終わり。

まー、患者としては、大したことはないということなので、
その方がいいんですけどね。

また、もう少し検査したほうがいい場合は、
血液や尿検査などをすすめられるか、レントゲンを撮るように言われるか、専門医に行くように言われます。
その場合は、他の病院を自分で予約することになります。

そして、診察後、
また握手して、部屋を出ます。

クリニックに行くと「先生は誰?」と聞かれて

中には、一つのクリニックに、
何人かのお医者さんがいるところがあります。

といっても、
○○クリニックに何人かの勤務医がいる、というのではなく、
クリニックは1つの名前で受け付けは一つなんですが、そこにいるお医者さんは、
それぞれ別々。

最初、それを知らずに行くと、
受付で「先生は誰?」と聞かれ???

そのクリニックを予約したわけではなく、先生を予約してたんですね。
同じ場所で診察されていますが、一緒に働いているのではなく、
それぞれが、それぞれの患者を持って、それぞれの方法で治療されています。



とにかくよく喋るお医者さん

日本と比べ、時間にルーズとされているスペイン。

予約時間に行っても、待たされることもしばしば。
これは、覚悟して行かなければなりません。

特に、診察時間が遅れていても気に留めずに、
よく喋るスペイン人。
これは、患者もお医者さんも。

一度、スペイン人の知り合いに付き添ってもらったとき。
大幅に遅れていて1時間近く待たないといけないことになりました。

その知り合いは、待っている間中、
「さっき入った人、まだ出てこないわ。絶対、無駄話をしているに違いないわ」
「ほら、笑い声が聞こえて来るでしょ。こんなに人が待っているのに、さっさと出てくればいいのに」
と、ずっと文句をいっていたのに、

いざ、一緒に診察室に入ると、
(私の予約なのに)自分のことを話し出して止まらない *_*

最初は、黙って聞いていましたが、
あまりにも長いので、私が気になってきて、とめる羽目に。
しかも、お医者さんも話を切ろうとするどころか、
どんどん話に乗ってくるので、止めるのが大変。

朝からこんな調子だったら、
予約時間通り診察できるわけがないですよね *_*

まー、あくまで一般的に…であって、全てのお医者さん&患者さんがそうではありません、
ということを付け加えておきます。

次回は、各科で実際に診察時に驚いた具体的な体験談を書きますね♪

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