真夏のコルドバ観光前に必読! 暑さ対策とおすすめ観光プラン

コルドバ

今ヨーロッパ各地で、6月異例の猛暑に襲われ、広い範囲で40度を超えるところもあり警戒を呼び掛けています。

サハラ砂漠からの熱波の影響だそうですが、ここスペインでも国内はもちろん、特に普段から暑さ対策ができていない(必要がない)フランスやドイツの様子等もニュースで流れてきて、熱中症対策についてかなり詳しく説明しています。

スペインでも特にこの週末、40度超えの都市が多いみたい (コルドバも)なので、旅行中の皆さん、どうかお気を付けください。

コルドバの夏

コルドバでは『40度超え』と聞いた人々の反応は、
「えー、まだ6月なのに…」という程度。

というもの、夏40度を超えることは、ここコルドバではそんなに珍しくありません。
夏になると必ずテレビの天気予報で「スペイン国内で一番気温が高い都市」でコルドバの名前が出てきます *_*

地元の人は慣れているので、そんなに驚かないものの、暑さに慣れていない旅行者や外国人に対して、すごく心配してくれます。

私もマラガに住んでいた時、何度か真夏にコルドバに遊びに来ましたが、
「この週末はさらに気温が上がるから来ないで!」
「帽子を忘れないで!」
「この道は日影がないから歩かないで!」

等々、色々アドバイスをくれました。

実際、どれくらい気温が上がるのかというと、


7月 今までのmax 46.9℃ min 11℃ / 平均max 36.9℃ 平均min 19 ℃
8月 今までのmax 46.2℃ min 11℃ / 平均max 36.5℃ 平均min 19.4℃

 

7.8月のmaxの平均がちょうど体温ぐらいの気温ですが、街のあちこちに設置されている直射日光が当たる温度計では、すでに連日35℃を超えています。

散策時の暑さ対策

だからと言って、夏の間、外を歩けないの?というと、そんなことはありませんが、何点か注意したほうがいい点があるので、まとめておきますね。

一番暑い時間帯、お昼過ぎから夜8時頃まではなるべく外に出ない

空気が乾燥していて、最低気温を見ればわかるように、朝晩は涼しいです。
なので、朝早く起きて午前中の時間と日が沈む前後、夜8時ごろからの時間をめいいっぱい活用してください。

早朝は羽織るものがないと少し寒い日もあるくらいだし、夕方8時過ぎごろから夜にかけては昼間の猛暑が嘘のように涼しくなります。
7.8月は夜9時半ぐらいまで明るく、お店も開いているところがほとんど。

特にこの時間、ゆっくり街を散策したり、レストランやバルのテラスに座って、夜風に吹かれながらまったりするのが気持ちいいです。

一番暑い時間帯は、メスキータやミュージアムなど建物の中で見学できる場所を観光したり、カフェやレストランで、またはいったんホテルに戻って休憩(シエスタ)するのがおすすめ。

ゆったりした服、サングラス、帽子は必須

身体を締め付けない、素材も軽く風通しがよい洋服を選んでください。
旅行時は、デザインが可愛いお気に入りの洋服で写真を撮りたい!という気持ちもわかりますが、暑さ対策優先で。

日なたを歩く場合は、日焼け対策はもちろんのこと、帽子も必須。
日本から持ってくるのがかさばったりする場合は、デザイン・素材にあまりこだわりがなければ、こちらでも5€ぐらいから安い帽子があちこちで売っています。

そして、スペインの日差しは日本のそれより強いので、目を保護するためにもサングラスも忘れずに。
ファッションというより、必需品です。

水分補給を忘れない

それから、少し荷物になりますが、ペットボトルの水を持ち歩いてください。

熱中症対策には、とにかく「水を飲むこと」と何度もこちらのニュースで繰り返しています。
喉が渇いているという意識がなくても、飲まないといけないようです。

コルドバの街には、あちこちに噴水&水飲み場があるので、困ったときはそこで水分補給できますが、旅行者の場合はやはりミネラルウォーターがおすすめ。

また、水しぶきを浴びたり、手足や首などを水に濡らすだけでも、かなり涼しくなるので噴水を活用してください。

日影を歩く

そして、なるべく日影を探して歩いてください。
直射日光が当たるところと当たらないところでは、全然温度が違います。
(ローマ橋など影が全くない場所へは2:00-8:00の間は行かないで)

地元の人達は少々遠回りをしても、日影がある道を歩きます。
最初はそこまでして?と思いましたが、実際に歩いてみて納得。
スペインの強い日差しは、思っている以上に身体にダメージを与えます。

プチ避難できる涼しい場所

注意して暑さ対策をしていても、日のあたる場所を通らなけれなばらなかったり、休みたくても涼しい場所にベンチなどがないときもあります。

そんなときは、デパート、スーパーマーケット、そして教会を探してみてください。

特に教会はどこにでもあるので、見つけやすいかもしれません。
そして一歩中に入るとひんやりとしていて、外気温が嘘のようです。

真夏のコルドバ、おすすめ散策プラン

そんな暑さが半端ないコルドバですが、真夏に観光を楽しんでいただけるために、おすすめプランを考えてみました。

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8:30-10:15 アルカサル
(9/15までは平日15:00、日祝日14:30までしか開いていないので涼しいオープンと同時に入場)

10:30-11:30 ローマ橋・カラオラの塔
(塔に上らない場合は夕暮れ時のローマ橋もおすすめ。塔は午後16:30‐20:30まで。まだ暑い19時前後にローマ橋を渡るのはあまりおすすめしません)

11:30‐12:00 花の小路などを散策して、ポトロ広場へ。

12:00-1:00 フリオ・ロメロ美術館

13:30‐15:00  昼食(14時以降は混むのでそれより前に行くのがおすすめ)

15:30‐16:30  カフェ またはホテルに戻ってシエスタ

17:00-19:00 メスキータ
(19:00クローズなのでもっと時間をかけて見学したい人はもう少し早く行ってください)

19:00‐ 日差しが弱くなってくるので、だんだん普通に街を歩けるようになります。20:30ぐらいまではまだ暑いですが、それ以降は(熱波が来ていない限り)涼しくなり、地元の人たちもこの時間から外に出始めます。

(*観光スポットのオープン時間は変更されることもあります。ご了承ください)

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スタンダードな観光スポットを周るプランのほんの一例ですが、こんな感じです。



喉が渇いたり、暑さでぐったりしてきたら、すぐに近くのカフェやクーラーのきいたお店に入れるよう、臨機応変に対応できるようゆったりとしたスケジュールを立てられるのがいいでしょう。

また移動距離をなるべく短く、昼間休憩に一旦ホテルに戻れるように、できれば街の中心、メスキータの近くのホテルに泊まられることもおすすめします。

追記


大切なことを忘れていました。
外は暑いですが、クーラーがガンガンに効いたお店やレストラン、カフェに入った時のために、薄めのカーディガンや大きめのスカーフなどをカバンに入れておくことをおすすめします♪

 

 

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