スペイン語学留学やスペイン移住を決めたけど、どの都市に住もうかな…と悩んでいるひと、
いらっしゃるのではないでしょうか?
私がいろいろな町に住んだ経験から、便利な点、そうじゃない点をご紹介します。
一個人の体験談ですが、何かのお役に立てれば嬉しいです♪
同じ都市でも、中心部と郊外ではかなり変わってきます。ここでは中心部に近い場所についてお話しします。
目的がある場合
まず、スペイン語以外に目的がある場合は、当然その目的地に住むのが一番です。
フラメンコならセビージャ、バルサならバルセロナ、オリーブオイルならハエン、バスク語も学びたかったらバスク、海沿いに住みたかったら沿岸沿いの町、学生生活を満喫したかったら有名な大学がある都市…などなど。
そして語学だけが目的の場合は、もし日本で申し込んだ学校があわなかった場合も他の学校に転校できるように、いろいろなタイプの語学学校がたくさんある都市を選ぶのがいいのではと思います。
バルセロナのいいところ&そうじゃないところ
バルセロナ・おすすめするところ
・街並みが素敵
もちろん人によって感覚が違うので個人差はあると思いますが、バルセロナの中心街を散策して、建物や街並みを美しいと感じない人はいないのではないでしょうか。
とにかく素敵!
・おしゃれなお店が多い
おしゃれの完成度としては日本のお店の方が高いと思いますが、バルセロナでは建物と街並みにマッチしているところが多く、店内だけではなく、散策していても素敵な絵になる空間があちらこちらに存在しています。
・仕事のオファーが多い
大都市&国際都市なので、有名な会社もあれば、スタートアップやベンチャー企業、多国籍の人たちが集まる企業も多いですよね。
私が住んでいたときも、英語&日本語のみでOKというオファーもいくつかいただきました。
バルセロナ・おすすめしないところ
・夏の湿気が半端じゃない
日本から来られると、そこまで感じないかもしれませんが、私が住んだ街の中で一番湿気が高く、特に夏の蒸し暑さはたいへんでした。
・カタルーニャ語が公用語
スペイン語学校はもちろん、観光スポットではもちろんスペイン語で話してもらえるので心配はいりません。
ただ、日常生活で、例えばスーパーや個人のお店でカタルーニャ語しか話してくれない人も中にはいます。
あと、街中の看板やピソなどのお知らせなどカタルーニャ語のみのところもあります。
また、私はSagrada Familiaに住んでいたので、毎日のように無意識にメトロのSagrada Famíliaという文字を見ていて、Famíliaのiにtilde (´) があると思ってしまっていました。
小さなことかもしれませんが、特にゼロからスペイン語を始める人にとっては、混乱してしまうかもしれません。
マドリードのいいところ&そうじゃないところ
マドリード・おすすめするところ
・何といっても首都
日本もそうですが、いろいろな意味で首都は便利。
大きなイベントやコンサートなどもマドリードだけ、あるいはマドリードとバルセロナだけというものがあります。
・地理的にもスペインの中心
地理的にもスペインのほぼ真ん中に位置しています。
日本ほど、地方への公共交通機関を使っての交通手段が発達していないなか、マドリードからは比較的、国内主要都市どこへでも行きやすいです。
特に、滞在期間中にいろいろ旅行したい人にはとても便利だと思います。
・スタンダードなスペイン語
スペイン語学校では、もちろん標準スペイン語を習うことになりますが、やはりフリートークの中でその地方でしか使わない表現も出てきます。
また、普段の生活で地元のお店に行くと、当然その土地の話し方でみんな話しています。
そういう意味では、マドリードで話されているスペイン語は標準に近いので、スペイン語学習が目的の人にはいいのではと思います。
・日本行きの航空便のオプションが多い
現在の時点で、スペインへ日本からの直行便があるのはマドリードのみ。
最初の頃は経由都市での乗り継ぎも楽しかったりしたのですが、長年住んでいると、乗り継ぎの面倒くささを痛感します。
私は関西なので東京に着いてもそこからが長いので、マドリード・東京間の直行便はあまり意味がないのですが、東京近郊に住んでいたら間違いなく直行便を利用します。
マドリード・おすすめしないところ
・海がない
これは私個人的には全然問題なしなんですが、けっこう口にしている人が多いので、こだわる人も多いのかなと思って入れておきます。
やはり、語学留学や長期滞在で生活するとはいえ、少し開放感を求めているひとが多いのかもしれませんね。
あとスペイン人の人たちも、マドリードの文句を言うときに、いつも「マドリードは海がないからね…残念」的なコメントをよくききます。
バルセロナ&マドリードのいいところ&そうじゃないところ
バルセロナ&マドリード・おすすめするところ
・いろいろなものが手に入りやすい
スペインは日本のようにお店やもので溢れているわけではないので、特に地方都市に行くとお店の数も少なくなり、手に入るものも限られてきます。
そんなとき不便に感じますが、バルセロナやマドリードは、いろいろなものが手に入りやすいです。
・日本の食品が手に入りやすい
これは、これからスペインに来られる人や、短期滞在の人にとってはどうでもいいと思われるかもしれませんが、ある程度の長期滞在を計画している人にとっては、とても重要です。
私も、スペインに来たころは、できるだけスペインのいろいろな食べ物を試したかったし、わざわざスペインまで来て日本食なんて…って思っていました。
でも、その時期が過ぎると、やはり日本食が恋しくなるもの。
また、健康面でも日本食が身近にあると助けられることも多いです。
・日本のブランド、UNIQLOやMUJIがある
これも、食べ物と同じで「別に…」と思われるかもしれませんが、長期滞在になればなるほど、しみじみとありがたみを感じます。
・日本人経営のお店が多い
本物の和食やスイーツを気軽に食べることができるのも大きな魅力。
地方だと、日本人経営でない「あれっ!?」と思うような和食に高いお金を使って中途半端に満足…というのが日常です。
・日本行きの航空便のオプションが多い
これもとても便利。マラガからバルセロナに引っ越したとき、痛感しました。オプションが広がると日程調整もしやすいし、リーズナブルなチケットを見つけられる可能性も広がります。
そして、特にマドリードは東京との直行便があるので、東京近郊の人がうらやましいです。
バルセロナ&マドリード・おすすめしないところ
・物価が高い
当然ことですが、大きな都市になればなるほど物価が高くなります。
どの国も同じなので仕方ないですね。
・観光客も含めて人が多いし犯罪も多い
これも大都市ならではのことですよね。
人の多さは日本もそうですが、犯罪は一般的に日本よりスペインの方が多いので、ゆったりのんびり過ごしたい人には向いていないかもしれません。
あくまでも、一個人の体験談ですのでご了承ください。
次回は「アンダルシア編」をお届けします♪
Emi*Spain -スペイン暮らし-
୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧ ୨୧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・୨୧
本やYouTube他、SNSでもアンダルシアやスペインを紹介しています♪
全国主要書店、オンラインショップなどでご購入いただけます
イカロス出版オンライン書店
Amazon
楽天ブックス
紀伊国屋書店オンライン
YouTube➡Emi*Spain ~スペイ暮らし~
Twitter➡emi_spain
Instagram➡emi_miel_es
Facebook➡アンダルシア街歩き
Facebook➡スペインとオランダの街角から
12月はコルドバ特集。メスキータや街並がたくさん出てきます。
私も「アンダルシアを暮らすように旅をする」というタイトルで、コラム&写真を載せていただいています。今月のテーマは「パティオ祭り」✿
ぜひ、手に取ってご覧ください♪
こちらに記載しています情報は予告なく変更になることもあります。
必ず最新情報をご確認ください
***