今年も10月の最終日曜日(10月31日)にサマータイムが終了したスペイン。
一気に日が暮れるのが暗くなり、冬が近づいてきたと実感します。
日本にはサマータイムがないので、つい忘れがちですが、旅行の際もとても重要になります。
特に3月と10月に旅行しようかなと持っている方。
プランを立てる前に、忘れずチェックしてくださいね!
(写真はセビリア(セビージャ)のグアダルキビル川沿い)
スペインと日本の時差
まず、スペインと日本の時差ですが、
通常(冬時間)は、スペインがマイナス8時間、つまり日本の方が8時間進んでいます。
そして、サマータイムになると、スペインがマイナス7時間、つまり日本の方が7時間進むことになります。
現在は冬時間(サマータイムが終わった)なので、
例えば、日本の朝8時が、スペインの前日の夜中12時になります。
余談ですが
この8時間差というのは、日本・スペイン間で連絡を取り合うのは本当に不便なんですよねー。
人間平均8時間寝ていると考えて、日本で7時に起きるとスペインは夜の11時。
11時だと、もう寝ている人も多いですよね。
そうすると、起きるまで約8時間待たなければなりません。
つまり、自分が寝ている時間+相手が寝ている時間=16時間の間、連絡が取れないので、1日のうち8時間しか連絡が取れないことになります。
日本時間の9時から18時までは、スペイン時間の深夜1時から10時までになるので、会社などの営業時間内だと、ほぼ連絡が無理になります。
サマータイムの仕組み
さて、サマータイムですが
日本にないシステムなので、最初はわかりにくいですよねー。
冬時間からサマータイムへ
まず、3月の最終土曜日夜・日曜日朝の間(正確に言うと日曜日)にサマータイムにが変わります。
冬→夏時間は、1時間進むので、日曜日の深夜2時が3時になります。
2時から3時の1時間がなく、2時が3時になるので、1時間寝る時間が少なくなるということです。
2時になると同時に、時計を3時に進めなければなりませんが、たいていの人は眠っている時間なので、朝起きてから進めることになります。
(最近はデジタルなのでスマホやPCは自動的に変わりますが)
サマータイムから冬時間へ
そして、サマータイムが終わるのは、10月の最終土曜日夜・日曜日の朝の間(正確に言うと日曜日)。
夏→冬時間になるときは、1時間遅れるので、日曜日の深夜3時が2時になります。
3時になったかと思うと、2時に戻るので、1時間寝る時間が長くなります。
3時になると同時に、時計を2時に戻しますが、同じくスマホやPCは自動的に変わってくれます。
サマータイム失敗談
この時間の切り替え、
TVやネットなどで、知らせてはくれますが、特に旅行中などは、頻繁にチェックしないですよね。
特に外国では。
私もいろいろ失敗(未遂)しました。
ロスでの失敗
まず、仕事でロスアンゼルスを訪れていた時のこと。
日本のラジオの番組に、ホテルから電話リポートを入れることになっていて、時間どおりに電話したのですが、スタッフさんの反応が悪く、どうしたのかなと思っていると
「1時間も早く、どうしたんですか?!」
という返事でした。
特に早朝だったので驚かれたみたい *_*
サマータイムという存在は、聞いて知っていたものの
住んでいたわけではなかったので、年に2回時間が変わるなんて、しかも自分が滞在している間に起こるなんて全く頭にありませんでした。
そして自分の時計を確認してもあっているし、一体何が起こっているのか全く分かりませんでした。
どうやって気付いたのかもう忘れてしまいましたが、その日から時間が切り替わったとわかったときには、冷や汗が ^^;
1時間早かったので良かったのですが、もし1時間遅かったら…と、考えただけでも、恐ろしいです。
キューバでの失敗
そして2回目はキューバに住んでいた時のこと。
ロスとは違い、一応現地に住んでいたので、時間が切り替わるという情報が、知り合い、TV、街中、お店…など、どこからか入ってきそうなのですが、残念ながら全く知りませんでした。
そして、その日ほとんど丸一日、気がつかなくて(苦笑)
夜突然会うことになった知り合いにきいて、時間が変わっていたことを知りました。
なので、こちらも未遂ですよね(^^;
キューバに住んでいたころは、ハバナ大学に通っていた時期、野球の取材やコンサート以外は、
あまり時間に縛られない生活をしていました。
約束も「今からどう?」みたいな感じが多かった気がします。
なので、驚きはしたものの、何も影響はなかったのでよかったですが…。
スペインでの失敗
スペインでも、実は一度、本当に冷や汗がでる出来事がありました。
バルセロナに住んでいたころ。
マラガに2,3日、遊びに行っていて、バルセロナに戻る飛行機が、朝一の便で、たしか6時台だったと思います。
ってことは、4時ごろには空港に向かわないといけないので、ほとんど寝る時間もなく、かなり悩んだのですが、1本後の便だと到着してから仕事までの間にあまり余裕がなく焦るので、考えた結果、その便にしました。
そして、前夜、荷物もまとめ終えたころ、
あることに気付いたのです。
え”ーーー!!!!!
なんと、その日は3月の最終土曜日~日曜日で、
なんと、サマータイムに切り替わる日だったのです。
つまり
朝6時台だと思っていた便は
実は(夏時間に変わる前の時間の)5時台だったのです。
深夜過ぎの午前2時→3時になるので、
この日は、1時間削られることになり、寝ている時間が1時間短くなります。
私の場合は、4時過ぎには空港に向かわなければならなかったので、
実質は、3時過ぎに向かうのと同じ、ということになったのです。
凄く凄く迷って、朝一の便にしただけに、さらに1時間早くなるのかと思うと、すごくショックだったのと同時に、ぎりぎり前夜に気づくことができて本当に良かったです。
いつも、少し余裕を持って空港に行くので、なんとか乗ることができていたかもしれませんが、いずれにせよ、大急ぎで空港内を全力で走って…ってことになっていたでしょう。
焦った… ^^;
サマータイムで失敗しないために
私の場合、運がよく?全部失敗未遂に終わり、実際は大変なことにならずに済んだのですが、特に日本からの旅行の場合は、長距離の飛行機に乗らないといけないのでくれぐれも気を付けてくださいね!
サマータイムがなくなるかも?
そこで、サマータイムで失敗しないために…ということなのですが、まず頭に入れておかなければならないことがあって、近々サマータイム制度がなくなる可能性があるかもということです。
無くす方向で夏時間に合わせるか冬時間に合わせるか…と議論されていたりしましたが、結局、見送りになりました。
今回も、これが最後の切り替えになるのかも?
と言われていましたが、今の時点ではどうなるかわかりません。
ですので、旅行前に必ず、最新情報を確認してください。
3月末と10月末の週末にかかる旅行は避ける
そして、これは少し大袈裟かもしれませんが…。
できれば、3月と10月の切り替え時間にかかる日程での旅行を避けることをおすすめします。
時差ぼけの上に、時間が切り替わり、体内時計が迷いそうですよね。
ただでさえ、旅行中は体力が消耗するのに、体調不良になりかねません。
実際、スペインでも、特に子供たちや高齢者は眠気、倦怠感、疲労…などを引き起こす可能性もあるので注意を、と呼び掛けています。
なので、日程を自由に選べるのなら、この時間の切り替えの時期をずらして旅行日程を組んだ方がいいかと思います。
観光スポットやお店などの時間も確認する
そして、夏冬時間が切り替わると、モニュメントなどの観光スポット、公共施設、ショップなどでも、営業時間などを切り替えるところが多くあります。
アンダルシア地方は、夏の暑さが厳しく、必ずと言っていいほどシエスタタイム(昼間はクローズ)があるので、オープン時間も「夏・〇時~〇時、冬・〇時~〇時」としているところも少なくありません。
ですので、必ずチェックしてください。
日の入り時刻もチェックする
そして、1時間変わるので当然ですが、サマータイムが終わると、突然日が暮れるのが早くなります。
冬至に向かい日々、日が短くなっていっていますが、それプラス、1日で1時間変わるので、一気に冬に近づいたという感じ。
観光には暗くなる時間も重要になってくるので、そちらも忘れずにチェックしてくださいね!
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本でも気候やスペイン時間などについても紹介しています♪
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