大人気のスペイン料理 ガスパチョ? サルモレホ? ポラ?

スペインで食べる・飲む

旅行の楽しみの一つは、その土地ならではの料理を食べること。

スペイン料理は、日本人の口に合う料理も多く、
タパスのように少しずつ注文することもできるので、
少しずつ色々食べたい人も、小食の人も、食事に困ることはないでしょう。

少し戸惑うとすれば、食事時間くらい。

お勧めしたいスペイン料理がたくさんある中、夏に是非食べていただきたいのが、冷製トマトスープ。

スペインの好きな料理のリストに必ず入る人気料理です。

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人気スペイン料理、冷たいトマトスープが3種類?

その 冷製トマトスープ。
実は3種類あり、それぞれ微妙に異なります

Gazpacho Andaluz  ガスパチョ・アンダルース
Salmorejo Cordobés サルモレホ・コルドベス
Porra Antequerana  ポラ・アンテケラナ

emi
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ちなみに、下の写真、どれがどれかわかりますか~?

正解は… ガスパチョ(左)サルモレホ(右上)ポラ(右下)です。

実は、この三つ。

全てトマトベースの冷たいスープで見た目も、作り方も本当によく似ています。
ここアンダルシアに住んでいるスペイン人の中でも、違いをよく知らない人もいるくらい。

では一体、何が違うかというと…

サルモレホ( Salmorejo Cordobés )

サルモレホが一番シンプルで、
材料はトマト、にんにく、パン、塩、オリーブオイルのみ。
トッピングは通常、ゆで卵と生ハム。

ポラ( Porra Antequerana )

ポラは、
それにピーマン、ワインビネガーが加わる。
トッピングは通常、ゆで卵とツナ。

ガスパチョ( Gazpacho Andaluz )

そして、ガスパチョは、
それに玉ねぎ、キュウリ、パプリカなども加わる。
トッピングには通常、ゆで卵は使わず、材料に使っている野菜、トマト、ピーマン、キュウリ、玉ねぎを細かく切って上に添えます。

ガスパチョは日本語のガイドブックなどでも、よく写真入りで紹介されていて、知っている人も多いと思いますが、写真のようにグラスに入って出てくるバルも多くあります。

お店によっては、Gazpacho (vaso=グラス)などとメニューに書いてあるところもありますが、そうじゃないところもあるので、気になる場合は頼む前に確認してください。

私はガスパチョは大好きなのですが、何故かグラス入りは飲めないので、頼んでグラス入りが出てきたときはショックでした…涙。

別にボールとスプーンを頼んで、移し替えていただきましたが *_*

それぞれの大きな違いは?

そんなよく似ている3つの冷製トマトスープですが、

大きな違いは、サルモレホ&ポラは使うパンの量が多くまろやかで、スープというよりはクリームといった感じの口当たり

グアカモレ(ワカモレ)のようにピコス ↓ につけて食べることもできます。

スペインのバーでは必ずと言って良いほど出される「ピコス・デ・パン」。小さなバゲットのような形に、カリッと焼き上がった芳ばしい香りと触感がクセになる逸品
emi
emi

picos(ピコス)
マラガではpiquitos(ピキートス)、コルドバではparillos(パリージョス)というのが一般的。
隣りの県なのに違うことがいろいろ!


それに比べ、ガスパチョは、グラスでも飲めるぐらいですから、完全にスープ

名前を見ればわかるように、ガスパチョはアンダルシア全体、サルモレホはコルドバ、ポラはアンテケラ(マラガ)の郷土料理です。

もともと家庭料理なので、それぞれの家庭によって材料や調味料が違ったり、好みで何かを足したり減らしたり…と自由に味付けをするので、人により、またレストランによっても微妙に味が違い、いろいろなレシピが飛び回っています。

サルモレホのオフィシャルレシピ

そこでコルドバでは、各家庭やレストランにアンケートをとるなど、研究がすすめられ、サルモレホ・コルドベスのスタンダード・レシピができました。

そのレシピによると、材料は

トマト 1㎏
パン 200g
エキストラバージンオリーブオイル 100g
にんにく 1片
塩 10g

これらをミキサーにかけるだけ。
とてもシンプルです。

コルドバの街に通称『calleja del Salmorejo Cordbes』(コルドバのサルモレホの小径)という通りもでき、そこにレシピも書いてあります。

実はこだわりがないスペイン人

まー、だからと言って、みんな必ずその通り作っているというわけではなく、スペインの一般の人たちにとっては、アレンジして美味しければいいという感覚。

家庭料理なので、その『家庭の味』があり、
「どのレストランで食べるサルモレホより、家のサルモレホが美味しい」
という人も多いです。

郷土愛が強い人たちは、(例えばマラガの人なら)「それはサルモレホじゃなくて、ポラだ!」と譲らない人もいたりしますが、気にしていない人がほとんどだと思います。

なのでレストランやバルでも、あれっ?と思うこともあるかもしれません。

フュージョンっぽい創作料理を出すお店も増えてきて、
ここコルドバでも、今まで食べた中には、りんごやツナ、野菜をトッピングしてあるサルモレホもありました。

それはそれで美味しくて興味深いですが、
「スタンダードなサルモレホが食べたい」という場合は、
今風の外観やデコレーションのお店ではなく、いかにも伝統的というタイプのレストランへ行けば、間違いないと思います♪


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