朝夕、涼しくなってきたなーと思ったら、もう9月。
すっかりご無沙汰してしまっている間に、夜も9時前には暗くなり、夏の終わりを感じるようになってきました。
今年の夏は、世界中のほとんどの皆さんと同じように、今までとは異なる過ごし方をすることになり、ここスペインで道行く人みんながマスクをしている姿を見て、未だにこの状況が嘘のような現実のような不思議な気持ちになったりしています。
アンダルシアの新型コロナウイルスの状況
さて、そのコロナウイルスですが、アンダルシアでも増えてきている状況が続いていて、8月のバケーションが終わるとまた県外への移動ができなくなるのではという声もありましたが、今のところそんなことはありません。
上の赤い数字が、PCR検査で陽性だった人の人数。
下の緑の数字が、回復した人の数。
9月2日、24時間の数字です。
アンダルシア州全体で、新たな陽性者が1038人、回復した人が104人となっています。
コロナ禍での街の状況
この状況の中、7,8月は仕事のため、アンダルシアの都市を周っていたのですが、今年は海外ではなく国内で過ごす人、同じ州内で過ごす人も多かったせいか、バルなどは賑わっていました。
街のコロナウイルス対策はしっかりされていて、マスク着用は義務。
お店やレストラン、ホテル、スーパーなどの入り口には必ず消毒液が備えられています。
ただ、閉まっているお店も多く、夏の休暇で一時的にクローズしているところ、リフォーム中のところも含めて、やはり街全体は寂しい感じが否めませんでした。
観光スポットも、時間短縮など、変更になっているところがほとんど。
お店も同じですが、ホームページ上ではオープンとなっていても実際閉まっているところも多いので要注意です。
Renfe 鉄道のコロナ対策
こちらはコルドバ駅。
残念ながら、クローズしたお店もあり、がらんとして寂しい印象です。
ソーシャルディスタンスを保つため座れる椅子は50%に。
こちらは、乗車時間前に混雑する、荷物コントロール&改札口。
床に「距離を保つように」と注意書きしたラインがあります。
そして改札を入ると、
「オートスロープで追い越し禁止。1.5mの距離を保って」との張り紙が。
乗車前には、消毒用のウエットティッシュを頂きました。
お客さんが少なく、車両内で距離も保たれていたのですが、マスクを外していた人がいて、通りかかった車掌さんに厳しく注意されていました。
しっかりコントロールしているという印象です。
バルやレストランでのコロナ対策
飲食店の入り口には、もちろん消毒液が置いてあります。
そして店員さんは全てマスク着用。
最初からテーブル数を減らしていたり、一度に入店できる人数を定めていたり、お店によって工夫されています。
お客さんは食事中はマスクを外せますが、店内でお手洗いに行ったり、立ち上がって写真を撮ったりするときは、マスクをしていないと注意されます。
各テーブルやカウンターにも消毒液が置いてあるところもあり、もちろん、お客さんが入れ替わるたびにテーブルやいすの消毒もされています。
そしてメニューが置かれてなく、各テーブルや壁などに貼ってあるQRコードをスマホで読み取ります。
一度、スマホで上手く読み取れないお店があり、メニューを頼んだのですが、触らないように、写真を撮って見るように言われました。
安全対策が徹底していますね。
それぞれのお店で苦労されているのが伝わってきます。
営業時間短縮、定員を減らさなければならない中、徹底した消毒など、新しい日常に沿った営業の形の工夫。
それでも、街で増え続けているウイルス。
一日も早く、みんなが安心して出かけられる日常が戻ってきてくれればいいのですが。