マラガに行くならいつがおすすめですか?
そう聞かれると、私なら5月中旬から6月にかけてと答えます。
マラガの街歩きにおすすめの季節
マラガの海で泳ぎたい!という人には少し早すぎるかもしれませんが、街歩きには5月・6月がおすすめ。
とはいうものの、海辺でリラックスで良ければ、この時期でも楽しめます。
ただし、海の水は冷たいので、しっかり泳ぎたいとなるとやはり真夏の方がいいでしょう。
爽やかな気候
そんなマラガの気候ですが、
4月から5月の初めにかけては時々肌寒い日もあり、雨もよく降る。
7月以降は酷暑に近い日もある。
5月中旬から6月にかけては、もちろん日によりますが、半袖で気持ちよく過ごせる爽やかな季節です。
夜10時前まで明るい
そして、日の入りが遅く(例えば今日5月19日の場合は夜9時21分)、散策や観光できる時間が冬とは比べ物になりません。
サマータイムもあるので夏と冬の日の入り時刻の差は大きく、観光にかなり影響すると思います。
6月の一番日が長い日で夜9時40分ごろ、12月の一番日が短い日で夜6時ごろ。
スペインはデパートやお店、そしてレストランやバルも遅くまで開いているので、他の多くのヨーロッパの国のように「外は明るいんだけどお店は閉まっていてすることがない」というようなこともなく、本当に時間いっぱい楽しめます。
以前マラガで働いていた時、夜6時から9時までのクラスを担当していたのですが、冬は授業が始まるころ既に暗かったのに、夏になると授業が終わってもまだ明るい。
その後、ぶらぶら歩きながらショッピングモールへ。
そしてモールが閉まる10時になっても、まだ薄明るい感じでした。
9時に仕事を終えて外へ出た時の、夕暮れ時の街の色と風の爽やかさが大好きで、時が止まればいいのにと何度も思ったものです。
ハカランダ色に街並みが染まる5月
そんなこの時期のマラガですが、もう一つ、今ならではの楽しみは、ハカランダが咲きこぼれる街並み。
見上げると濃い空色とハカランダの青紫色が鮮やかで、足元には花びらの絨毯が舞う。
それは息をのむ美しさ。
この風景は、マラガの街並みに色どりを添え、街歩きが楽しくなります。
ハカランダって?
Jacaranda(ハカランダ)はスペイン語発音。
日本名は紫雲木(シウンボク)。一般的にはジャカランダと呼ぶことが多いみたいですね。
ブラジリアン・ローズウッドとも言われ、ルーツはブラジルと言われています。
世界三大花木の一つだそうですが、日本国内で見られる場所はあまりありません。
そんな中、宮崎市日南市南郷に国内最大約2ヘクタールの「ジャカランダの森」があり、約1000本の木が見られるそうです。
そして毎年「ジャカランダ祭り」が開催されているとか。
日南にはプロ野球のキャンプ取材で毎年のように行っていたのに全然知りませんでした *_*
また長崎県雲仙市小浜温泉街には樹齢40数年の日本一の大木のジャカランダがあるそうです。
海外に目を向けると、南アフリカの首都プレトリアが「ジャカランダシティ」と呼ばれていて、約7万本のジャカランダが街路樹として植えられています。
日本から、ジャカランダを見るたくさんのツアーも毎年出ているそうです。
ハカランダが迎えてくれるマラガのおすすめスポット
5月の中旬、マラガの街の所々で綺麗に花を咲かせるハカランダの木を見ることができます。
中でも旅行者におすすめなのは、旧市街にあるピカソ像がある広場「メルセー広場」。
ピカソの生家の目の前にある広場には、旅行者のほとんどは訪れるはず。
ピカソ像の周りもこんなふうに鮮やか。
そして、散った後も美しい。
アルカサバからの風景も素敵。
ハカランダに彩られた旧市街が見渡せます。
向こうに見えるのがカテドラルの塔。
日本からわざわざ「ハカランダの季節に合わせてマラガへ行く」というのは難しいと思いますが、偶然に時期が重なったらラッキーです。
日本であまり見られないとなれば、なおさら。
マラガにいたのに知らなくて見逃したー、ということにならないようにしてくださいね。
その年の気候により多少日にちはずれますが、5月頃に来られる方は、是非、メルセー広場へ足を延ばしてみてください♪
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