マラガ市から東へ約58㎞、
車で1時間弱のところに位置する海岸沿いの村、ネルハ(Nerja)。
地中海沿いのコスタ・デル・ソル(Costa del Sol)=太陽の海岸にあり、
一年中穏やかな天候に恵まれているこの村は、北ヨーロッパの人たちの人気リゾート地。
スペイン国内からも多くの観光客が訪れ、10月ごろまで泳いでいる人もいます。
人気の白い村フリヒリアナの玄関口でもあるので、併せて訪れる人も多く、
カップルや一人で、個人旅行されている日本人の方も時々見かけます。
そこで、
一人もしくはカップルや友達同士で、経済的かつ快適に泊まれるホテルと、
家族やグループで賑わうスペインのレストランやバルの中で、
一人でも入りやすいバルを紹介します。
ネルハの町のどのあたりに泊まる?
まずネルハのどの辺りに宿泊するか。
これは目的や旅のスタイルなどによりますが、
まずネルハの町がどうなっているのか地図で見てみましょう。
殆どの旅行者が到着するバスステーションは、
海岸から 歩いて約10分の少し内陸に入ったところにあります。
そして、
ネルハを訪れた全ての人が行くであろう、
ネルハ一番の観光スポットであるヨーロッパのバルコニー(Balcón de Europa)は、
ほぼ真っすぐ南へ下ったところに。
レストラン、バル、お店、ホテルなどは殆ど
その周り、海岸沿いに集まっています。
ネルハに来られる方のほとんどは、ビーチ目当てだと思うので、
やはり海岸近くに宿泊するのがおすすめ。
ただ、バスステーションから荷物を持って移動するのが大変だと思う人、
ネルハ滞在中にバスステーションから他の街や村に頻繁に移動しようと考えている人などは、
バスステーション近くにも何軒か、ホステルやアパートなどもあります。
ネルハでリーズナブルで快適に泊まれるホテル
ネルハは小さな町なので (*スペインでは “pueblo=村” になりますが “町” というイメージなのでそう表記します)
大きなチェーンホテルなどのバリエーションはありませんが、
豪華ホテルからホステル、アパートメントまで、
目的や経済事情によって一通り選べるよう、宿泊施設の選択肢は揃っています。
贅沢に過ごしたい場合は、
パラドール (Parador de Nerja) やホテル・バルコン・デ・ヨーロッパ(Hotel Balcón de Europa)等がおすすめですが、
今日は、
「そんなに豪華じゃなくていいけど、快適に過ごしたい」という人に、
女性一人旅にもおすすめできるホテルを紹介します。
ロケーション抜群!ホテル プエルタ・デル・マル (Hotel Puerta del Mar)
まずはこちら、ホテル・プエルタ・デル・マル。
ヨーロッパのバルコニー(Balcón de Europa) から歩いてすぐのところにある、
人気ホテル。
ホテルのエントランスは車が入れない細い道に面しているので、
賑やかな場所にありますが、少し喧騒を逃れることができます。
屋上には海水プールもあり。
またビーチへ行く人には、無料でバスタオルの貸し出しサービスも。
基本的に全館とても清潔できれいですが、
「スーペリアルーム」を選ぶと、より洗練された部屋に泊まれます。
部屋が空いているときは、無料でアップグレードしてもらえる場合もあります。
住所:Calle Gómez 4
プールもおすすめ!ホテル メナ・プラザ (Hotel Mena Plaza)
そして、もう一つは、ホテル・メナ・プラザ。
先ほどの、ホテル・プエルタ・デル・マルのすぐ近く。
ヨーロッパのバルコニーからは、先ほどのホテルよりは、ほんの少し離れていますが、
こちらもとても便利なところにあります。
スペイン広場(Plaza de España)の一角にあり、
一階にあるカフェも含めて、とても開放感あり。
部屋もとても清潔できれい。
やはり屋上にプールがあり、
見晴らしも最高です。
朝食なしにした場合でも、
1階のカフェで宿泊者用のメニューが選べます。
こちらで3.5ユーロ。
ビュッフェはちょっと高いし、そんなに量も食べられないしという人には、
その方がいいかもしれませんね。
住所:Plaza de España 2
そんなに客室が多いホテルではないので家庭的な感じ。
でもホテルだから、設備が整っていて快適。
女性の一人旅にもおすすめです。
一人でも入りやすい ネルハのバル・レストラン
さて続いて、
夕食をどこで食べるかなんですが、
私はネルハの夜のゴチャゴチャ感の雰囲気が若干苦手。
夏季はどこへ行っても人がいっぱい。
どのバル、レストランも、家族連れやグループで
わいわいガヤガヤ賑わっている感じ。
そこへ一人で入って行っても、
気付いてもらえないような雰囲気が…。
そんな中、
一人で行っても、そしてあまりお腹がすいていない時でも、
リーズナブルにタパスが食べられるバルがあります。
タパスが安く気軽に入れるバル『La Tasquita del Sevillano』
「Restaurante Sevillano」というレストランの中のバル。
しっかり、ゆっくり食べたい人、グループで食事を楽しみたい人はレストランへ行くので、
バルは比較的すいていて、回転も早いです。
オーナーがセビリア出身なので、
「Sevillano」という名前を付けたそう。
このように一人で食べていても、違和感がない雰囲気。
そして、値段がお安い!
ドリンクを注文するとタパスが一つ付いてくるというシステムで、
ドリンクが2ユーロ前後。
あまり飲まない人は、タパスだけなら1ユーロで追加注文できます。
決められたタパスの中から選ばないといけないのと、
特別美味しいというわけではありませんが、
夜もパエリアもその場で作っているので、ほぼ出来立てのものを1ユーロで食べられます。
一人旅の人、小食の人、少しずつ何種類かを試食したい人、早く食べたい人、安くすませたい人…
などに、おすすめです。
レストランに通される可能性もあるので、
「タパスがありますか?」と必ず確かめてくださいね。
するとバルの方に案内してもらえます。
住所:Calle de la Gloria 15
安すぎる!ピザ屋さん『Pizzeria Little Italy』
そして、こちら書こうかどうか迷いましたが、
バルではありませんが、とにかく安くて驚き!のピザ屋さん「Little Italy」。
いつも前を通るとテラス席はいっぱいで、
行列ができているので気になっていました。
皆さんテラス席大好きなので、
中の席でよければ、あまり待たずに座れます。
ただし、店内の内装には全く気を使っていなく、
お洒落という表現からは程遠いデコレーション。
お店に入るのにキッチン横を通らなければならないし、
椅子と机はバラバラ、時計が傾き、何かのコードがぶら下がってたり…と
ある意味、興味深い店内でした *_*
いい点は、何といっても安い!
ティント・デ・ヴェラーノが0.8ユーロ。
ピザが一枚 3.5~4ユーロ。
ウエイターさんも親切で待ち時間もあまりありませんでした。
でも、ネットのコメントを読むと、
「すごく待たされた」
「ウエイターがなかなか来ない」など、
ネガティヴなコメントもたくさん。
特にロマンティックなディナーや、
旅の思い出に残るディナーを期待している場合は、
全くお勧めしません。
ある意味、記憶に残るけど *_*
今まで私が、スペインで入った一番カオスなレストランと言ってもいいほどなので、
積極的にはおススメしませんが、
とにかくおなか一杯になりたい人、カオスでチープな雰囲気が好きな人は行ってみてください。
住所:Calle Hernando de Carabeo 17
フリヒリアナはこのネルハからバスですぐのところにあります。
是非時間を作って滞在してみてください♪
***こちらに記載しています情報は予告なく変更になることもあります。ご了承ください***
マラガからフリヒリアナ(ネルハ)までバスでの行き方はこちら↓