最近、街角で、もしかして日本の方かな?って思う旅行者を見かける機会が増えてきました。
まだ100%安心はできませんが、光が見えてきましたよね。
そして、一時期、諦めかけていた語学留学の準備を再開する人もおられ、質問もいただくようになりました。
そこで、数回に渡り私の体験談「大人のスペイン語留学」についてお話しします。
私の「大人のスペイン語留学」
私はスペイン語を勉強するようになったのも遅めだったので、留学と言っても交換留学とか、単位や試験のための留学ではなく、あまり表現は好きではありませんが「遊学」といわれるものに近かったのかもしれません。
そのあたりは以前書いたので、そちらを読んでいただいた人は御存知だと思うのですが、スペイン語習得に関してはとても遠回りをしました。
というように、語学学習に関しては無駄なことも多かったのですが、いろいろな国の、いろいろなタイプの学校で学んだので、その経験談が「大人の留学」を考えていらっしゃる人たちの何かのヒントになれば嬉しいです♪
まず、私が学んだことがある主な学校は
マドリード…私立の語学学校
グアテマラ…私立の語学学校
キューバ…ハバナ大学語学コース
マラガ…私立の語学学校、マラガ大学語学コース、スペイン公立語学学校
バルセロナ…私立の語学学校、スペイン公立語学学校
サラマンカ…サラマンカ大学語学コース
になります。
こうやって並べると、スゴそう!ですよねー(*_*)
これだけ勉強すれば!!…って感じですが、
これも以前書きましたが、
ほとんどゼロから始めて、マドリードで約2か月、その後、グアテマラでは学校に行ったり行けなかったり、ハバナは1か月のコースでいろんな意味で慣れたころには終了で、ほとんど上達せず…などなどで(涙)、
もったいない時間の使い方をしていたのが事実です。
少し言い訳もすると、最初から仕事をしながらだったので、優先順位は常に仕事だったのと、留学経験談のリポートもしていたので「いろいろな学校に行って体験してみる」というのも目的のひとつにありました。
異なるタイプのスペイン語学校と特徴
留学は年齢や目的など、本当に人ぞれぞれなので、自分にあった学校・コースを選ぶことが重要です。
特に「大人の留学」の場合は、普通の語学だけを学ぶ留学ではないので、学校はもちろん、クラスメートや先生によって、充実したものになるか、ならないかが大きく変わってくると思います。
私の場合、大きく分けると
私立の語学学校
大学のスペイン語コース
スペイン公立の語学学校(ESCUELA OFICIAL DE IDIOMAS、通称EOIというスペイン全国にある語学学校)
という選択肢がありました。
私立のスペイン語学校
まず、「私立の語学学校」ですが、やはり個人経営なので、それなりに名前があって歴史がある学校は、システムもきちんとしていて、施設も整っているところが多いです。
ただ、逆に、本当にテキトーに経営していていたり、ビジネスとしか考えていないところもあるので、きちんと見極めなければなりません。
印象としては、学校によっての差が、想像以上に大きかったです。
コース初日で大失敗だとわかり、結構高額だったので1週間我慢して通い続けましたが、結局ストレスだけが溜まった…という学校もありました。
1週間コース(その後はその都度延長)だったのが幸いでした。
まあ、今はネットで何でもすぐに情報が得られるので、いろいろなひとの体験談などをチェックしてください。学校のホームページだと、やらせの場合もあるので、実際にブログを書いていたり、自分のページで発信しているひとを探してください。
そのときに、自分の留学の目的と同じ、もしくは似ているひとの意見を聞くのがポイントです。
異なる目的で留学している人が「いい!」と言っていても、自分には全く当てはまらないかもしれません。
ただ、学校のシステムや対応などについてのコメントは、共通なので役立つでしょう。
私立の語学学校の特徴としては、比較的入学日がフレキシブルなところが多いこと。
私が通っていたところは、一般コースは毎週月曜日にクラス替えがあるので、月曜日ならどの週からでも入学できました。
そして、多彩なコースがある学校が多いのも特徴です。
マンツーマン、少人数コース(5人以下)、一般コース(10人前後)、DELE(試験)準備コース、スペイン文化コース、など、
他に、スペイン語+クッキングコース、スペイン語+ダンスコース…などがあるところがありました。
「大人の留学」の場合、毎日缶詰め状態で勉強するのではなく、料理などを通してスペイン語も学びたい…と思っているひともいると思うので、コースの種類が多いほど選択肢が広がりますよね。
また、遠足やパーティーなど(有料の場合が多い)のアクティビティも多かったので、他のクラスの外国人や日本人と知り合いになる機会も多くありました。
大学のスペイン語コース
続いて、「大学のスペイン語コース」
私立の語学学校と大学のスペイン語コースで迷う人が多いかと思いますが、勘違いしがちなのは「○○大学スペイン語科卒業」というような肩書を得られる、と思ってしまうこと。
よく知らない人は「スペインの大学で勉強したんだ、すごい!」と思うかもしれませんが、実は学部とは関係なくて、大学が経営している語学学校…のような位置なんですよね。
また「大学のコースなら、大学生気分を味わえるかな」と期待するかもしれませんが、校舎も別の場所にあったり、もしくは同じ敷地内にあっても、大学に通っている地元の大学生と全く交流がないということも多いです。
どうしても、それらを重視するひとは、必ず、行きたい学校の「スペイン語コース」の校舎の場所や、体験談をチェックしてください。
私が通った大学のスぺイン語コースには、少人数コース(10人前後)、一般コース(20人前後)、スペイン語教師コース…などがありました。
コース開始時期は、毎月始まるクラスがあるところや、学期ごとなどというところがあると思いますが、私立の語学学校のように、たくさんの選択肢はありません。
そして、比較的、年齢層が低かったように思います。
時期によって多い少ないがありますが、アメリカやヨーロッパの大学と提携していて、グループで来ていた大学生も多かったです。
これは、若い学生のみなさんと一緒に学びたい、と思うひとにとっては、いいポイントですよね。
スペイン公立の語学学校
最後は、「公立の語学学校(EOI)」ですが、
こちらは既に滞在許可がある人しか申し込めないと思うので、日本から学生ビザで来られる場合は選択肢に入らないと思います。
ただ、数か月私立の語学学校や大学付属のコースで学んだあと、通っている日本人も結構いました。
注意しなければならないのは、コースが始まる時期が年に1回、秋と決められているので「EOIで学ぶ」とプランに入れる場合は、逆算して留学開始時期を決めなければなりません。
あと、町にもよりますが、定員が少ないうえに、学費が安いので人気があり、入学前に抽選がある学校もあります。
「現地に住んでいて、これから先もしばらくその町に住む」という人でなければ、計画を立てるのは難しいのが現実ですね。
特に、このEOIに関しては、情報も少なくよくわからないと思われる人が多いと思います。
次回、もっと詳しくお伝えしますね。
贅沢なことですが、選択肢が多いほど迷ってしまいますよね。
何度も繰り返していますが、目的、スタイル、期間、予算…などひとによって異なるので、一概には言えませんが、同じ町で同じ時間、ほとんど同じ金額を払って学校に通っても、こんなに違うものかと実感しました。
学生の留学だと、みんな目的が同じだし、そこまで違いは感じないのかもしれませんが、大人になってからの留学となると、求めるものも変わってくるので尚更だと思います。
次は私の経験をもっと具体的に書いていきますね!
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