地元の人で知らない人はいない!マラガの伝統的な有名カフェ3店

マラガ

私がマラガに引っ越してきた2007年ごろ。
マラガのカフェと言えば、
お酒とタパスがメインで、
コーヒーも飲めるというバルというイメージでした。

インテリアもこだわりがなく、
ウエイターさんも、年配の仕事ができるベテランさんが殆どで、
お洒落感はゼロ。

それが、ここ数年で、
お洒落なカフェも、どんどん増えてきました。

そんな中、
昔ながらの「ザ・バル」という雰囲気でではありませんが、
比較的、モダンな(この言葉が死語?笑 *_*) 昔から地元の人は知らない人がいない、
人気カフェ&バルを紹介します。

リラックスできるかどうかは別として、
地元のカフェ&バル文化に触れることができる貴重なお店だと言えるでしょう。

La Canasta(ラ・カナスタ)

最初に紹介するのは『La Canasta(カナスタ)』。

1983年にオープンした、
カフェであり、パン屋さんであり、ケーキ屋さんであり、伝統料理のレストランでもあるカナスタは、地元の人たちに愛されていて、特に週末の午後はいつも人でいっぱいです。

現在マラガ市内に5店、
マラガ県内のマルベージャ、ミハス、アンテケラなどに計12店展開しています。

私がマラガに引っ越ししてきた直後、
お友達の彼氏に「マラガで一番お洒落で美味しいケーキ屋さんがある」と、
連れて行ってもらったことを覚えています。

emi
emi

日本から来たばかりで、
「言うほどでも…」と思ったのも事実ですが (*_*)
確かにケーキやスイーツの種類も多く、他のケーキ屋さんと比べると、見た目も華やかものが多かったです♪

また、セマナサンタ(イースター/聖週間)やカーニバル、ハロウィンなど、
イベントがあるごとに、その行事に因んだ伝統的なお菓子はもちろん、
今風の新しいスイーツなども作り、人気になっています。

カフェのインテリアやデコレーションは、
古くはないのですが、デザインとしては今風のお洒落カフェではありません。

平日午後は、地元のご婦人たちが多く、
週末は、ご婦人たちプラス、小さな子供さんを含む大家族グループが来ていることもしばしば。
そうなると、かなり賑やかです。

また、食器の音が結構、大きく響いたり、
ウエイトレス・ウエイターさんの声も含めて、
落ち着いて、ゆったりとという感じではありません。

ただ、
マラガの(どちらかというと年配の)地元の人たちが楽しむカフェタイムを、
感じることが出来るでしょう。

住所:Calle Atarazanas 7 / Plaza de la Constitución  他


Café Central Málaga (カフェ・セントラル・マラガ)*閉店

*残念なことに、2022年1月9日、101年の歴史に幕を閉じお店はクローズとなりました。

2店目は、
街のメイン広場、憲法広場(Plaza de la Constitución)にある、
『Café Central(カフェ・セントラル)』

先ほどの『La Canasta』の一店もここにあり、
ちょうど隣り同士です。

このカフェ・セントラルも、
レストランとして食べ物やワインにも力を入れていますが、
カフェタイムには、コーヒーやチョコラテ、チューロスなども人気です。

そしてカフェテリアとしては、
マラガ独特のカフェの呼び方の名付け親となったカフェとして有名。

店内、そして外の壁に、
そのコーヒーの絵と呼び方が書いた看板があり、
旅行者の写真スポットにもなっています。

詳細はこちら↓

広場のテラス席は広く、
気候がいい時期の、天気がいい日はとても気持ちがよく、
マラガの中心地にいるのを実感できます。

常に人通りが多く、落ち着きたい場合には店内がおすすめですが、
スペイン人を含むヨーロッパ人は、テラス席大好きなので、
気分を味わうには、テラス席の方がいいでしょう。

オリジナルのマグカップや、コーヒーの種類のバリエーションが描かれた、
ポストカードほどの絵など、お土産グッズもあります。

ちなみにお手洗いは有料です。
というか、お掃除をしてくれる人がお手洗いの入り口にいるので、
出るときに置いてあるお皿に(義務ではなく)チップを入れるシステムになっています。

このチップに関しては、
チップに慣れていない私たちにとっては判断が難しいですが、
普通は汚くて、トイレットペーパーがないのが普通だったりするスペインのカフェのお手洗いが、
お掃除をしてくれている人のおかげで、快適に使うことができます。

そう思うと有難く、私はチップを払いたい気持ちになります。
ただ、人それぞれなので、サービスが行き届いていないと思ったり、
不快だったりすると払わなくていいと思います。

前でどんと構えておられると、払わず素通りしにくいところはありますが *_*
いずれにせよ、小銭を用意していくのをおすすめします。

住所:Plaza de la Constitución 11


Casa Aranda(カサ・アランダ)

そして3店目は、
マラガのchurrería (チュレリア…チュロス屋さん)といえばここ。

1032年創立の、いつ行っても大人気のお店『Casa Aranda(カサ・アランダ)』です。

マラガのチュロスは、
あまり見た目は可愛くない太くて棒状のものが主流。
マドリードでいうところのPorra。
例えば、先ほど紹介したカフェ・セントラルは細いチュロスですが、
マラガのほとんどのカフェではチュロスと言えば、太いチュロスがでてきます。
そして、もちろん、ここカサ・アランダも。
一番スタンダードな頼み方は、
チュロスとチョコラテ。
ココアではない、濃厚なホットチョコレートにチュロスをつけて食べます。
チュロス自体は甘くないので、ちょうどよい甘さになります。
もちろん、チュロスとカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)でも頼めるし、頼んでいる人も多いです。
そして、チュロスは1本から頼めるので、あまりお腹がすいていない人、
重いなーと思う人は1本から頼んでみてください。
お店は常に混んでいて、お洒落でも全くなく、
落ち着く感じは全くありません。
わいわいガヤガヤ、いつも賑やか。
リラックスできるのを期待せず、これがマラガのチュロスの文化だと、
楽しんでくださいね!
住所:Calle Herrería del Rey 2

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