コロナウイルス 日本とスペインの危機感の温度差と今やるべきこと

スペイン

新型コロナウイルスで入院されていた志村けんさんがお亡くなりになったという、
悲しいニュースが入ってきました。

日本も、感染者が増えてきています。
2020年3月29日 10時31分現在。
最新情報はこちら NHKのホームページ へ。

スペインは3月29日現在。
感染者78.797人、死者6.528人になりました。

そして29日、
アンダルシア州では「来週から再来週、10日後ぐらいにピークがくると予測できる」と、
アンダルシア州の首相が発表しました。

あと10日で、
本当に下り坂になっていってくれればいいのに、と心から願います。

スペインも最初は危機感なんてなかった

世界がこういう状況なのに、日本人は危機感がなさすぎると、
今の日本のことを「平和ボケ」という言葉で表している人もいるけど、
スペインも最初はそうでした。

危機感なんて全くなかった。
スペイン政府も同じ。

3月の初め、既に隣りの県、マラガで結構な感染者が出ていたときも、
コルドバでは対岸の火事。
その時は、コルドバの感染者はゼロで、みんな「自分たちは大丈夫だ」と思っていました。
お天気がいいからと、わざわざ感染者が出ているマラガに遊びに行っている人もいたほどです。

マラガの、すごく慎重な友人でさえ、旅行中止を考えるんじゃなくて、
「フランス行きの飛行機、飛ぶかな?」と、そこを心配していました。

最初にマドリードが外出自粛になったときも、
マドリード在住者が家で大人しくしている代わりに、
一斉にアンダルシアや南の他の都市に流れ出して、そこで感染拡大が起こったとも言われています。

日本では、この首都圏や大阪などで不急不要の外出自粛の週末に、
首都圏から、感染者ゼロの鳥取県に遊びに行った人がいたとか、
地方の実家に帰って感染が分かった人もいたみたいですね。

全く、同じ。
日本在住の日本人だけが「平和ボケ」じゃないんです。
スペイン人も、スペイン在住の日本人も同じ。

でも、全く同じじゃいけない。
同じ道を辿ることは、どうしても避けなければなりません。



スペインや海外で起こっていることを教訓に

両親には私がしつこく言ってるので、最初は苦笑いしていたものの、
大分わかってきてもらえるようになりましたが、
母の友達は「旅行に行くのにマスクしなくてもいいよねー」という感覚らしいのです。

emi
emi

この期に及んで、旅行?
マスクなしで?

驚きですが、市民の多くの人たちの感覚はそんな感じのようです。

両親の周りは、ネットは見ませんが、テレビはそこそこ見ているようです。
若い人たちは、テレビは殆ど見ず、ネットで好きな時間に好きな動画などを見ているようです。
そして、生活している中で外国と全く関わることのない人も多い。

外国に住んでいると、その国と、自分の国、日本について、
情報を得たいと思って、ネットでピンポイントで調べたりしますが、
一般の人は、当然そこまでしないんですよね。

政府から、
「感染が拡大すると大変なことになる。
それを防止するために、国としてこういう対策をとっている。
だから、そのために国民にはこうしてほしい」
という、はっきりした説明や宣言がない。

大半の人たちの耳には、テレビやネットの一部分の切り取られた情報しか入ってきていない。
だから、情報が偏っていて、人により受け止め方も違う。
それが、こんな大きな温度差が生まれる理由の一つなのかもしれません。

政府の対策が伝わっていない

日本政府の対策が、私たち一般市民に伝わっていなかった(伝わっていない)ということは、大きな問題です。

検査して、陽性だったら病院で治してもらう…というのが一般的な考え。
それが「検査してもらえない」ということだけが疑問・不信感として話題になり、
一時、そんな討論ばかりでした。
市民の心配は「感染したら危ないよ」ではなく「何故検査してくれないの?」だったんですね。

そして、実は日本政府がとっているコロナ対策は、他の多くの国のそれとは異なるんだ、
ということが知れ渡るまで時間がかかった。

その間、インターネットや、きちんとしたところでは話題になっていたのかもしれませんが、
インターネットを見ない人も大勢います。

対策が成功し一度収束したように見えた

そして最初は中国から、
その後、ダイヤモンドプリンセス号での感染などがあり、一時、危機感があったものの、
統計などでもダイヤモンドプリンセス内での感染は、別だとされていたし、
その後、特にそれ以外に感染者数が大きく増えたという報道もなかった。

学校の休校も解除になる、春、お花見の季節…と、
なんとなく「もう大丈夫なんじゃない?」という空気が流れていたと思います。

テレビの溢れる情報・膨らませようという構成が裏目

そうこうしている間に、ヨーロッパやアメリカでの感染が広がってきたわけですが、
そうなってきてからは、
テレビでは、患者さんが廊下に横たわっている姿や、医師が泣いている映像を流し、
コメントは「ヨーロッパは大変ですね」と他人事。

その映像は前振りで、
「だから日本は今、こうしなければならない」ということに、
時間を割かなければいけないのに、
「すごーい」「たいへーん」という軽い反応、
そして、専門家の言葉を濁したコメントで終わってしまう。

日本のテレビ番組は、いろいろ(無駄なことも含めて)詰め込み過ぎで、
無理やり討論みたいな構成、最後は無難に、みたいになっていて、
結局、何が大事なのか伝わらないのではと感じます。

通常のほのぼのとしたテーマだと、話を膨らますのにいいかもしれませんが、
こんな大切なテーマを扱ってるときに、

「えー、こんなに人が少ない東京は初めてー。すごーいぃ」ってコメント、いる?
不要不急の外出自粛と言われてるんだから、通りに人が少なくて当然。
「当然のことです。よかったです。皆さんも外出しないようにしてください」でいいんじゃないの?

マスクに関しても、
「マスク?私はしてませんよー。しても、あまり変わらないでしょ?」って、バカを装ったコメント、いる?
その後、「いや。マスクしなきゃダメでしょ」という展開になったとしても、
深刻さが伝わらない、どっちでもいいのね、みたいな印象が残ると思うんですよね。

テレビを見ている人の中にも、番組最初から最後まで見ている暇な人も少ないでしょうし、
たまたま自分が見た、その切り取られた部分だけが頭に残ってしまう。
だから、こんな重大なことを語るのに、無駄な演出はいらないです。



今やるべきこと

政府がどのようにして国民を守ってくれるのか、はっきりわからない、
一層のこと、禁止と言ってくれた方がいいという声。
本当にこれがあれば、テレビとかネットとか言わなくても、
一斉にみんなに伝わる。

ただ、今の時点では、残念ですが仕方がない。
そこを、あれこれ批判しているうちに、感染が拡大して手遅れになってしまいます。
日本がスペインのような状況にならないように、
一人一人が自覚をもって、今やるべきことを実行していきましょう。

そんな中、幸いネットの力を借りて、
メッセージを発信してくれている人達が大勢います。

今この状況で、
影響力がある人達のメッセージは説得力があると思いますので、
貼っておきますね。

スペイン・イタリアからサッカー選手のメッセージ

現在スペイン・イタリアで外出禁止の中にいる、
サッカー選手からのメッセージです。

スペイン2部、レアル・サラゴサの香川真司選手。

同じくスペイン2部、ウエスカ所属の岡崎慎司選手。

同じくスペイン2部、デポルティボ所属の柴崎岳選手。

スペイン1部、エイバル所属の乾貴士選手。

イタリア、セリエA・UCサンプドリア所属の吉田麻也選手。

若いみんなへ YouTuberヒカキンさんとメンタリストDaiGoさんの動画

そしてスペインとは関係ありませんが、
Youtuberのヒカキンさんの「若いみんなへ」というタイトルの動画。

菊池桃子さんのお子さんも
この動画で今起きていることを理解されたとか。→ こちら

18歳という年齢でも、そういう感覚なんですね。
政府ははっきり言わない。
テレビを見ない。
ネットでも見たいものだけを見ている。

そうなると、今何が起こっているか、それに対しての危機感が持てない。

もし、YouTube世代のお子さんがいらっしゃる人がいれば役に立つかも、
と思って貼っておきました。

そして最後に、メンタリストDaiGoさんの
「自分のことは自分自身で守るためにきちんと考えよう」というメッセージ。

【告発】成田空港のコロナ検疫がずさん過ぎた件

みんなで乗り越えましょう。

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