大好きな街、オランダ・アムステルダム。
前回、
「いろいろな季節に滞在し、それぞれの美しさを知ったのですが、
やはり初めて(アムステルダムに)旅行するなら、間違いなく夏がおすすめ」
と書きましたが、
今日は、
敢えて、冬のアムステルダムをおすすめする理由を書こうと思います。
やっぱりアムステルダムは「夏」がおすすめ
といっても、考えが変わったというわけではなく、
いつでも好きな時に旅行できるというのであれば、やはり初めての旅は、
断然「夏」がおすすめです。
詳しい理由はこちらから↓
ただ、夏にお休みを取るのが難しい人、
冬に何かの機会でヨーロッパに来るついでに行きたい人、
すでに夏に旅行したことがある人、
等々、冬に訪れようと計画を立てている人もいると思います。
そこで今日は、
冬のアムステルダムの魅力をお伝えします。
「冬」のアムステルダムをおすすめする理由
夏のアムステルダムがあまりにも素敵すぎて、
冬に行くのは残念…という印象があるかもしれませんが、
実はそんなことはありません。
冬に行く利点もたくさんあります。
冬のアムステルダムが美しい理由
冬のアムステルダムには、私も実際に行くまでは気付かなかった、
「夏の街にはない美しさ」があります。
運河沿いのカナルハウスがよく見える
私がアムステルダムの街が好きな理由の一つは、
歴史ある素敵な建物。
運河沿いを散策していると、目に入る数々のカナルハウスたち。
よく似ているように見えて一つ一つ異なり、
そこに住んでいる人たちが、お花を飾り、無造作に置いてある自転車も、
まるで計算されたデコレーションのよう。
そんな雑誌に出て来るかのような世界が広がっています。
そして、運河沿いには街路樹が植えられていて、
緑の葉が太陽の光に照らされ、夏はとてもきれいなのですが、
冬にはそれがない、残念…と思いながら歩いていて気付いたこと。
それは、葉がないぶん、建物がよく見える。
これは発見でした。
木々に葉がない分、見通しが良く、
建物の細部、そして通り全体を見渡せ、
今まで知らなかったアムステルダムの一面を見ることが出来ました。
緑がない分、寂しいですが、
春夏とはまた別世界のような、散策が楽しめます。
運河のリフレクションが美しすぎる
そして、これも嬉しい発見。
アムステルダムは運河の街で、
木々や建物がその運河に反射して、
「運河の中にできる街」を散策するのも楽しみの一つなんですが、
冬のリフレクションが素晴らしく美しい。
もちろん一年を通して、リフレクションは見られるのですが、
冬は空気がきれいなので街並みも美しく、
水温が低く水が澄んでいるので、運河の水がより青く目に映ります。
特に早朝の運河沿いは、
空気も澄んでいて、
人通りも少なく、
しーんと静まり返っている中、
運河のリフレクションの世界に吸い込まれて行きそうな、
そんな錯覚さえ抱きます。
寒さも忘れ、その光景に魅了されてしまいます。
センス溢れるX’masデコレーション&イルミネーションが見られる
さらにホリディシーズンと重なると、
街中でクリスマスデコレーション、イルミネーションが見られます。
街のそれも、もちろんとても素敵なのですが、
加えて個人のお宅のデコレーションを見るのも楽しみ。
オランダの人たちはセンスがよく、素敵なおうちが多く、
どうしたら、こんなにお洒落に飾ることができるの?
と思えるような個人宅がたくさん。
これも夏には見られない贅沢な光景です。
冬のアムステルダムが快適な理由
そして、そんな素敵な風景に加え、
旅行しやすいという快適さもあります。
他の季節に比べて人が少ない・安い
まず、夏に比べて観光客が少ない。
そして、飛行機やホテルが安い。
アムステルダムの街は、
いつも多くの観光客で溢れています。
その割には、小さな街でホテルが少ないので、
特にハイシーズンはホテル探しに苦労します。
便利な場所にある、快適でリーズナブルなホテルは常に早く売り切れ、
えっ、こんなところのこんなホテルが?
というようなホテルが、結構高かったりします。
冬になると、観光客が少なくなるので、
当然ホテルも予約しやすく、観光スポットも比較的すいていて、ゆっくり見学できます。
服装に迷わなくていい
そして、何を着て行けばいい? どんな洋服を持って行けばいい?
と迷わなくてもいい。
これは、どこへ行くにしろ、旅行時にいつもの悩むことですが、
アムステルダムの場合はなおさら、服装に悩まなければなりません。
というのも、
真夏でもヒーターを付けなければならないほど寒い時があります。
また天候が変わりやすく、
昨日までサンダルだったのに、今日はダウンを着ている、
ということも普通にあり、
一日のうちに四季があると言われているほど、
早朝、朝、昼、夕方、夜、深夜…と、
雨、晴れ、大雨、曇り、強風、また雨…と、
ころこと天候が変わります。
家を出るとき「何を着て行けばいいの?」と
迷うこともしばしば。
旅行となると持って行ける荷物も限られるので、
スーツケースに何を入れるか本当に迷ってしまいます。
それが冬になると、
基本的に
「寒い」
「雨が降る」
「風が強い」
と思っておけばいいのでシンプル。
もちろん、日によって、気温が変わりますが、
「寒い」か「すごく寒い」で安定していますから。
一日の温度差も少なく、
脱いだり着たりを繰り返さなくても大丈夫。
ただ寒さ対策、雨対策、強風対策は必須。
カフェ・レストランや建物の中は暖かいので、
厚めのダウンコート、帽子、手袋、マフラー、靴を履き、
コートの下はあまり厚過ぎないニットなどがいいと思います。
突然大雨が降ってくることもよくあるので、
朝晴れていても街歩きをするのに、雨対策は大切。
コートは濡れることを覚悟して、フード付きの水を弾くあまり高級じゃないもの、
シューズはハンターのブーツなどが重宝しています。
冬のアムステルダム観光で気を付けること
という風に、
「冬でしか味わえない素敵なアムステルダム」もいっぱい。
私も今では、冬の街歩きも好きになりました。
ただ、
寒いので防寒対策をしっかりして行ってください。
私も、スペインでは必要がない厚めのダウンコートやニット帽、分厚いタイツ、
ブーツの下に履くハイソックスなど、
オランダの冬のためだけに買ったもがいろいろ。
そして雨・強風対策も。
雨と強風が同時に来るので、傘が役に立たない時も多く、
コートのフードでしのぐ時もしばしば。
足元も、濡れると一日中不快な中、観光しなければならないので、
レインブーツやそれに近いシューズをおすすめします。
また冬は日が短く、暗くなるのも早いです。
ちなみに12月は、日の出が8時半ごろ、日の入りが16時半ごろ。
時間を頭に入れて、観光計画を立ててくださいね♪
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1月号はグラナダ特集。アルハンブラ宮殿や街並がたくさん出てきます。
私も「アンダルシアを暮らすように旅をする」というタイトルで、コラム&写真を載せていただいています。ぜひ、手に取ってご覧ください♪
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