言語の知識が全くなくても、書いてある通りにローマ字読みすれば通じることが多いスペイン語。
日本語と発音が似ているのでドイツ語などのように「えっ?これ何て読むのー??」ということには、ほぼならないと思います。
ただ中には、スペイン語を訳した英語のことばが、そのままカタカナ語として日本で使われている名詞もあり、スペインの人たちに通じないことがあります。
小さな違いなのに通じないー。
そうすると旅行時に困ることになるので、そんな言葉たちを共有します♪
カタカナ語が通じなかった経験
スペイン語に限らず、地名では、例えばシドニーとか、アムステルダムなどはカタカナ読みだと通じないというのは知られていますよね。
私はオランダ語の「ハウダ」が最初全く分からず、オランダ人の友人が「ハウダに行ったことだある?ないのなら絶対に行ったほうがいいよ」とすすめてくれていたのに、「聞いたことないし、そんなマイナーなところ観光地になってるの?」と思っていましたが、実は「ゴーダ」のことだったんですよね^^;
日本で知られている英語読みの「ゴーダ」。
オランダでもそう発音されていると勝手に思い込んでいたので、オランダ語を全く知らないとき、Goudaを「ハウダ」と発音するとは想像がつきませんでした。
LL+母音の発音
日本でもよく知られている単語の場合、カタカナ語が定着しているのであまりスペイン語のスペルを目にすることもないかもしれませんが、 “LL”
この音をスペイン語→英語→日本語(カタカナ語)にすると、現地のスペイン語とは異なる表記になるので要注意です。
パエリア
日本でも人気のスペイン料理に「Paella」があります。
スペインに旅行された際には必ず試していただきたい料理のひとつです。
日本では「パエリア」ですが、スペインでは「パエジャ」と発音します。
ネットで検索すると「パエリャ」と出てくることもあります。
スペイン語では「ジャ」と「リャ」の音が近いのと、スペインの中でも都市によって微妙に発音が異なるので間違いとは言えませんが、私が住むアンダルシアでは(私が知る限りでは)、みんな「パエジャ」と言っています。
特に田舎の観光客があまり行かないバルなどでは「パエリア」と言うとわからないこともあるかと思うので注意してくださいね。
セビリア
そして特にアンダルシアを旅行する人にとっては必ず目にする都市「Sevilla」。
アンダルシア州の州都であり、フラメンコ発祥の地としても有名です。
スペインは歴史的なことから、文化・習慣、そして言語まで地方によってかなり異なる点が多く「想像していたスペインと違う」と思われる人も多いかと思いますが、Sevillaは一番私たちが想像するスペインが凝縮された都市ではないかと思います。
そのSevillaですが、日本のガイドブックやインターネットでは「セビリア」と表記してあるところがほとんどですが、現地では「セビージャ」と発音します。
書籍やネットのページによっては、先ほどのpaellaと同じように「セビーリャ」と記してあるところもありますが、アンダルシアではみんな「セビージャ」と発音しています。
マルベーリャ
またマラガ県の有名高級リゾート地に「Marbella」という町があります。
マラガ市内から西へ車で約1時間ほどのところにある海岸沿いの町で、セントロ(旧市街)には白い建物が並び可愛いカフェやレストランが、ヨットハーバーがあるプエルト・バヌスには高級ブランド店が並んでします。
その「Marbella」も日本語では「マルべリア」や「マルベーリャ」と書いてあるのをよく見かけますが、こちらでは「マルベージャ」と発音します。
スペインの首都
スペインの首都と言えば、皆さんご存知の「Madrid」ですよね。
日本語では「マドリ―ド」「マドリッド」と表記します。
最後のdが日本語だとどうしても「ド」となってしまいますが、スペインではこのdをあまり発音しません。
というか、アンダルシアでは全く発音しません^^;
アンダルシアではみんな「マドリ」と言います。
ただ「マドリ」と書くと、私たちは「マ」にアクセントを置きがちですが、実際はアクセントは後ろにあるので「マドリ―」と書く方が近いかもしれません。
ただし、これも地方によっていろいろで、マドリードやサラマンカ大学の先生たちは「マドリ―(ス)」のように、最後を英語のthのように発音している人が多かったです。
いずれにしても、アクセントはMaではなくriにあるので、意識しておいてください。
旅行中大切なカタカナ語
WiFi
海外旅行中に自分の携帯からネットでいろいろ調べたり予約できたり、LINE電話ができる…便利な時代になりました。
私が初めて外国で暮らした1997年ごろの状況からは考えられなかったことです(>_<)
空港にもWiFiがあり、無料で日本の家族に「着いたよ」と知らせたり、宿泊先に連絡したりすることもできますよね。
そんな「WiFi」ですが、日本では「ワイファイ」ですが、スペインでは「ウィフィ」と言います。
私が日本に住んでいたころはWiFiがなく、スペインで覚えた言葉なので、数年前、一時帰国した際、なかなか「ワイファイ」という発音に慣れず困りました。
旅行中、かなり大切になってくると思うので覚えておいてくださいね。
ZARA
そして、こちらは大切かどうかは人によると思いますが、スペイン発、日本でもポピュラーなファッションブランド「ZARA」。
日本でも世界主要都市どこでも買えるので、わざわざ旅行に来てまで…と思う人もいらっしゃるかと思いますが、スペインのブランドなのでスペインで購入すると安い!です。
レートによるので、最近の変動で確かではありませんが、今まではだいたい日本の半額ぐらいでした。
その「ZARA」ですが、スペインでは「ザラ」てはなく「サラ」と発音します。
スペイン語ではZの音が濁らず、例えば zumo=ジュースも「スーモ」と言います。正しくはカタカナのサやスの発音とは微妙に異なりますが、普通に「サラ」「スーモ」と言ってじゅうぶん通じます。
お店の場所がわからないときなど、町の人にたずることもあると思いますので、覚えておいてくださいね。
ちなみに、ほとんどの都市で、街のセントロ(中心)、そして中でもメイン通りを探すとZARAがあることが多いです。逆にZARAがあると、繁華街の中心、重要な通りと思えば良いでしょう。
ただし、MadridやBarcelonaなどのような大都市には、セントロ以外にあちこちにお店があるので、この限りではありません。
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